2006年06月14日

「魔の時間」月のボイド時間帯 

ボイド オブ コース オブ ムーン (VOID of Course of MOON)

moontime

 ボイドの時間に始めたことはうまくいかない ・・・
 と言われています。
 ボイドとはなんなのでしょうか?

 地球上にはさまざまな星からの影響が
 降り注いでいます。
 その影響を人間も受けているわけです。
 月は、その星の影響を反射しています。

 ところが
 月がどの星の影響もうけない時間帯があります。
 それがボイドです。



ボイドとは、英語でVOID(無効)と書きます。
つまりボイドの時間は
星からのエネルギーが人間にとどかなくなる時間なのです。
つねにボイド時間の時間をチェックして
大切なことは、ボイドの時間には始めないように気をつけましょう。

月のボイド時間帯とは、動いていく月が一つの星座を通過するとき
次の星座に入るまで太陽を含む他の惑星に対して
メジャー・アスペクト(角度)を作らなくなった時間帯をいいます。
この時間にはものごとを新たに始めたり
契約や交渉ごとをするのは避けたほうが良いといわれています。
何を言っても誤解されてしまう。連絡したはずが伝わっていない。
道に迷って目的地へなかなか行き着けない。
会議でだらだらと時間ばかりかかって決着がつかない。
……そんな時、月のボイド時間帯であることが多いのです。

このことを指摘したのは17世紀のイギリスの占星学者ウィリアム・リリーです。
月と他の惑星がアスペクトを作らなかった時に、占者と占われる側との
意思の疎通が非常に悪くなると指摘し
この特別な時間を「魔の時間」(Void of Course of the Moon)と呼びました。
レーガン大統領には、ジョン・キグリーというお抱え占星術師がいましたが、
その指導により大統領は、ボイドの時間帯には決して枢要な会議は入れなかったそうです。

日本の占星学者、石川源晃氏が特に情報伝達の誤りの部分に着目
「ボイド占星学」を展開しています。
著書『辞典・占星学入門』
辞典/占星学入門
の中で
「ボイド時間帯に発生する事件では
発生原因を追及することが困難になるという法則」と定義しています。
『演習・占星学入門』
演習占星学入門
で、1991年2月のロスアンゼルス空港で起きた航空機の炎上事故を例に
ボイドの時間帯に修理したレーダーの故障部分が大事故につながったと
指摘しています。
また、刑事事件でボイド時間帯に集めた証拠が上級審で
しばしば不採用となっていること、医療ミスなどをあげています。
米国では株式の発行をボイドの時間帯に行うと
その株が暴騰するという報告があるそうです。

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「魔の時間」といっても特に恐れることはなく
ふだん通りに過ごしていていいのですが
新たに何か計画したり、長丁場になるようなことを始めたり
枢要な問題についての会議をしたり、重要なことを決断したりするの
はなるべく避けたほうがいい、ということです。
むしろ、長引かせたい問題、すぐに結論を出したくないこと、白紙に戻したいこと…
例えば別れたくない相手との別れ話や結論を先延ばしにしたい話し合いなどは
あえてこの時間を狙う、というのも手かもしれません。

個人的に感じるところでは、情緒が不安定になったり、ぼんやりして
思考能力や集中力が落ちたり妙な考えに心を奪われたりといった
精神面で影響がでるような気がします。
『the Moon&everydayliving』(Daniel Pharr)では
月の影響がはっきりと理解できなくなるため瞑想もやめたほうがいいとしていますが
なにかこたえを見いだすための瞑想は効果がないかもしませんが
心を落ち着けるためならむしろよいのではないかと思います。

月が鏡の役割をして、惑星が人間に与える影響を反射しているものと考えられています。
ボイドタイムでは、宇宙の影響が正しく地上に反映しない時間です。
アスペクトをとらないと月は天体のコントロールを失って
その場限りの思いつきや間違った印象などを重大に考えて
自己チェック機能が失われてしまうのです。

◆ ボイドタイムでの注意 ◆

ボイドの時には、日常の事はいつもの通り行ってください。
ただし、次の各項には注意してください。

ボイド時間帯での注意事項として・・・

新しく計画をたてない。
なにか新しいヒントを思いついたときにはメモに書いておいて
ボイド時間帯が終了した後に再検討する。
ボイドの時の日常行動には十分な時間的余裕を持ってスタートし
もし途中で間違いが起こった時に、何時でも通常のやり方で
やり直しができるようにしておきましょう。

★手順が決まっていることなどは平常通りすすめてかまわないが
ボイドになると普段と変わったことをしたくなるので特に自重する。

旅行の計画をする時がボイド時間帯であると
旅行の予定にいろいろ不都合が起こる。出発がボイド時間帯であると、
後々になってその旅行の目的の大事な部分に支障が起こることがある。

★この時間帯に「新たに知り合った人」とのつきあいは慎重にする。

★壁紙やカーテンの色柄を選ぶのは避けたほうがいい。 

重要な話し合いは避ける。
人との打ち合わせや会議は、ボイドの時間帯に開始しないように注意しましょう。
安全を確保するためには、ボイドの約2時間前から
ボイドが丁度終了する時までは、重要な会議を開始しないようにして下さい。
(ボイドに入る時期はアスペクトの法則を使用しているので
オーブとして約2時間前から注意して行動してください。)

結論は保留。
どうしてもボイドの時間帯に重要な決定をしなければならないような場合には
できる限り消極的に考えて、何時でもやり直しの出来る範囲で決定して下さい。
そしてボイドが終わった後に必ずその決定を再検討して下さい。
(ボイドの終了する時期はサインの法則を使用しているので
オーブなしでただちに解除します。)

調子に乗らない。
ボイドのときには皆が情緒不安定になるものですから、議論が
沸騰して収拾が付かなくなり、口のうまい人にだまされます。 

途中で方針を変更しない。
もし会議中にボイドの時間帯に入ったならば、それ以前にすでに
結論の出たものだけに議論を限定して、それ以上には一歩も進んで
はいけません。ボイドの時に限って、いつもと異なったことを発言
しやすくなりますが、初期の方針は変更しないで下さい。 

大切なものを処分しない。
ボイドの時間帯で紛失した物は、いくら探しても見つからない
ことが多いので慎重に取り扱って下さい。 

創作的な仕事はしない。
画家やペンキ仕事の色合わせや、着物の柄の見分け、刺繍の
色合わせをボイドの時間帯に行うと、後に困ることがあります。
特に人と相談をして色彩を選ぶ場合にはボイドの時間帯を
避けて下さい。後になって面倒な責任問題が発生します。 

交渉の相手を追及しない。
ボイドの時間帯では、主張している事柄がとんでもない誤解を
招くものですから、相手と議論することは避けましょう。誤解が
誤解を呼ぶ恐れがありますので、「逃げるが勝ち」です。 

情報を信用しない。
ボイドの時間帯に集めた情報は、必ずボイドの時間帯が終わった
後にその内容を再確認してください。多くの刑事事件で、ボイド
時間帯に集めた証拠が上級審でしばしば不採用となっています。

失敗の上塗りをしない。
ボイド時間帯での失敗はあわてて回復しない方が安全です。
ボイド時間帯が終わってから落ち着いて考え直して対処しましょう。

 …といったことをあげています。
(参考文献  ボイドカレンダー 石川源晃著 )


clmoon





幸いボイド時間帯は非常に短いものですので
それほど心配することはありません。
もし会議などをどうしてもその時間にせざるを得ない場合は
必ず別の時間に確認をしたり
最終的に契約書にサインするのは後日にするようにしたいものです。
ボイド時間にしたことは後になって見直すことが必要ということです。

▪ 契約書(仕事や婚姻届けなど)をこの時間に交わすとそれは白紙(無効)になる。
▪ 判断力が低下しているのでこの時間に大きな買い物をするのは避ける。
▪ お店をオープンしたり、また、新しいことを始めるのは避ける。
この時間に始めたことは上手くいかないそうです。
(会社の設立や、小さな事でも事始めにはふさわしくない)
▪ 勘違いしたり誤解しやすいので、言動に気をつける。
ボイドの時間は情緒不安定になりやすいそうです。
▪ この時間には、あらゆることを決定しない。
デザインや色を決めたりしても、あとで後悔することになりがちだったり
再度やり直すことになりやすいそうです。
 
・・・などなど、この時間は決断したり、物事を始めたりするよりも
おとなしく過ごしていた方が良いようです。
また会議中にボイドの時間に入ったら、変更などせずボイドに入る前の意見か
もしくはボイドを抜けてからまた意見を交わしたほうが良いそうです。

◇次のような時にはボイド時間帯にかかわらず行動しても差しつかえありません。
●株式の発行日や著書の発行日がボイド時間帯であっても差し支えありません。
株式の人気はボイド時間帯では、実態以上に高く評価されることがあります。
ただし、このような時にもし祝賀会を同時に行うのならばボイド時間帯を避けて下さい。
●ボイド時間帯に開催された結婚式や葬式に出席した場合
その席で初めて出会った人に心をゆるしてはなりません。
ボイド時間帯でないときになって改めてその人についての情報を確認し
ボイド時間帯でないときに新しく交際を始めましょう。
●大勢の人に接するような場合にボイド時間帯をなるべく避けて下さい。
わずかな間違いが大きな誤解をうむことがあります。
相手を一方的に強圧する万全の準備がある場合には
ボイド時間帯に行動を起こしてよいのですが
そのために相手からどのような誤解をうけふも抗弁してはいけません。 
ボイド時間帯の行動の結果について言い訳や自己主張をすると
著しく不利になります。

☆ 2006 6月のボイドタイム ☆

6月3日(土)  02:34〜05:17

  5日(月)  09:29〜18:08

  7日(水)  21:14〜8日(木)05:40

  9日(金)  19:10〜10日(土)14:04

 12日(月)  11:34〜19:18

 14日(水)  01:50〜22:32

 16日(金)  17:23〜17日(土)01:05

 18日(日)  23:08〜19日(月)03:53

 21日(水)  06:20〜07:22

 23日(金)  09:44〜11:48

 25日(日)  09:02〜17:47

 28日(水)  01:02〜02:08

 30日(金)  03:23〜13:14 

月の影響
月の満ち欠けは自然界のリズムを教えてくれます。
月が人間の体や心理状態にも影響を与えていることはよく知られています。
その月が、他の天体と意味ある角度を作らない時間帯が「ボイド」。
 
月に12回
これは1ケ月に12回発生し、月の効力が一時的に失われます。
その長さは、数分で終わる場合、終日に渡る場合など、さまざまです。

違う感覚
ボイドの時間帯には「感性、知力」が、いつもと違う感覚になります。
したがって、この時間帯に計画を立てる事、重要な話合い
パソコンのプログラミングなどをしていると
後で訂正しなければならないことにもなりかねません。

影響を受ける人
ボイドの時間帯はだれでも全員が情緒不安定になりやすいので注意が必要ですが
特に、そのときの月のサインと十字形になる太陽のサインの人は影響を受けやすくなります。
活動サインの十字形  おひつじ -- かに -- てんびん -- やぎ
不動    〃      おうし -- しし -- さそり -- みずがめ
柔軟    〃      ふたご -- おとめ -- いて -- うお
たとえば11:00−12:39 おひつじ(活動)とあれば、おひつじの太陽の人は勿論
かにの太陽、てんびんの太陽、やぎの太陽の人も影響を受けやすくなっていますので
慎重に行動することが求められます。

ボイドが起る時の月が、どの星座(オヒツジからウオ)かで
影響を受ける人と、受けない人がでてきます。
例えば、「オヒツジ・ボイド」の時は「蟹座、天秤座、山羊座」のように
その星座から3、6、9番目の星座の人が直接的に影響を受けます。
他の星座の人は大丈夫です。
上記の例の場合、あなたのボスが「蟹座、天秤座、山羊座」生れのいづれかであって
「オヒツジ・ボイド」の時間帯の間に何かを決定しあなたに仕事の指示を出したとします。
すると、ボスの指示は、近いうちに変更になるか
指示そのものが間違っている場合があります。
ですから、それが判るまでは様子を見る方がいいのです。


 「月とツキの摩訶不思議学」
満月のとき、人は創造性と暴力性を高めている。
新月や半月のときにもやはり人はその形の月に独特の影響を受けることになる。
「歓喜」と「狂気」という二つの側面をもつ月の魔力…。
月のリズムを知ってそれと上手く付き合っていくことで確実にツキは高められる。

月とツキの摩訶不思議学

 「月の不可思議学 」
満月の夜、何かが起こる。月のリズムが女性を支配する謎。
地球からだんだん遠ざかっている月。
月を観測するには満月は向かない。月夜の晩はミステリアス。
月の不可思議学

 「月の魔法」
地球上の生き物はすべて月のリズムに支配されています。
月の魔法


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Posted by sara1116 at 16:01│Comments(0)clip!ボイドタイム

月の影響力