◆周期の上手な活かし方
陽の時期、陰の時期
ムーンパワーの活用法は決して難しいものではありません。
月の自然なリズムを知ること、そしてそれに自分を合わせること。
ただ、月のネルギーと自分のエネルギーをシンクロさせることです。
東洋思想には、陰と陽という考え方があります。
あらゆるものが陰と陽のふたつの要素から成り立っているという捉え方です。
たとえば、人間で言えば男性が陽、女性が陰。
しかし、身体の本質の部分は男性が陰で女性が陽。
陰陽の両方が調和しているのです。
人間のエネルギーも陰と陽のバランスがとれているときが
一番健康な状態であるといわれています。
月にもこの陰陽思想を当てはめてみるとわかりやすくなります。
新月は最も陰の強いときです。
それから徐々に陽の要素が生まれ強まってゆきます。
ちょうど月の形が三日月から半月、そして満月に移ってゆくのと同じに
陽の性格が高まってゆくのです。
そして満月で陽が極まります。
エネルギーが最高潮に達するわけです。
ですから、新月から第1四半期は陽のはじまり。
物事を新しくはじめるのにうってつけの時期。
考え方も前向きになり行動力も芽生えます。
そこから第2四半期に移ると、エネルギーはよりパワフルになっていきます。
積極性も高まり、人付き合いも活発になる時期。
人間関係も仕事もステップアップするのに最適な時期です。
これまで温めてきたことがあるならば
この時期に行動するのが良いでしょう。
そして満月。
パワー前回の日ですから思い切り力が発揮でき成功の確率も高まります。
ですが、ここはちょっと注意が必要。
なぜなら、エネルギーが高まるといっても
それは外から来るわけではありません。
その人の持っているエネルギーが高まるのです。
ですから、もしもマイナスのエネルギーを持っていたとしたら
それが高まってしまうことになるのです。
イライラしたり、怒りっぽくなったり、キレてしまったりしても不思議ではありません。
まさにルナシィー。満月は諸刃の剣です。
良い状態にある人にとってはチャンスの日でありサクセスムーンですが
良くない状況にある人にとっては危険日となるのです。
疲れている人、ストレスが溜まっている人、問題を抱えている人は
むしろ、そっとやり過ごすほうがよいのです。
満月を過ぎると、次は陰の時期に入ります。
月が欠けてゆくと同時に陽が弱まり、陰が強まってゆきます。
エネルギーが落ちてゆくときなので、疲れている人は
この時期に癒すことがベスト。
無理に頑張ると余計にストレスを溜め込む結果になってしまいます。
満月の翌日から下弦の月までの第3四半期は
前半のまとめや整理に適した時期。
アフターケアをして万全にしておけばそれが次のステップアップになります。
次の第4四半期は、物事のけじめをつけるのに良い時期。
引きずっていることがあったらその時期に終わらせると
きれいに断ち切ることが出来ます。
エネルギーも内向しレベルが下がりますから、休息をするのに最も適したとき。
力を抜いて心も身体も休めると、次の周期にまた力を発揮することができるのです。
最後に新月ですが、本来は月齢としては１で、始まりの日ですが
月の周期には0.5という端数があるので、同時に終わりでもあるのです。
この日、陰が強まり、陰のエネルギーが最大限に強まります。
満月と同じような状態になるのです。
ただ、陰の性質として、外に向けてのチャンスにはつながりにくいのが特徴。
仕事や対人関係の成功は呼びません。
むしろ恋人やパートナーなど、ごく親しい相手との関係をより深めるのに最適です。
新月は切り替えポイントとして大きな役割を果たします。
次の周期をよりよく過ごすために、捨てるものは捨て
終えることは終わりにしなければなりません。
それが新たなスタートを生むのです。
私たちが月のリズムを生きるとき、変化しつづけるムーンパーワーは
その時々に私たちのステップアップを応援してくれます。
そして流れに乗れば、大きな力を発揮できるのです。
「凛として、生命（いのち）」
宇宙からの贈り物（月を愛でる／月のリズムといのちのリズム ほか）
「木とつきあう智恵」
月のリズムがつくる「新月の木」は腐らない。暴れ・くるいがない。
火が燃え付かない。千年使える。室内の空気を浄化する。心が安らぐ。
シックハウスにならない。日本の山林を回復させる。
ドイツで大反響のベストセラー。
「月のリズムで暮らす本」
月を意識すると変わる、こころとからだのリズム。
暮らしのなかに月のパワーを取り入れて自然のリズムで暮らしてみよう。
イギリスに古くから伝わる「月の魔法」の紹介。
新しいことをはじめるタイミング。ダイエット・禁煙に最適な時期。
忙しい毎日を癒す作用も月の満ち欠けに関係があった！
月のリズムで暮らすヒントが満載。
月の満ち欠けに合わせたプランの立て方など。
「人は月に生かされている」
自然との関わりが薄れ、月に親しむ機会や余裕をなくしたかにみえる現代人。
しかし、月は人の体調や生活リズムに多大な影響を与えている。
