月は古代から、人びとの生活に影響を及ぼしてきたと言われています。
ひとつは、月の満ち欠けの４つの相により
すなわち「新月」「上弦の月」「満月」「下弦の月」と変化することが
人間を含む生物界の営みにも何らかの作用を与えているとする考えです。
もうひとつは、月は２〜３日ごとに違う星座にかかり運行します。
西洋占星術と同じ１２星座（黄道１２宮）ですが、それぞれの星座は
ヒトのからだの部位を司るなど、特有の性格が割り当てられており
その月のかかる時期にそれに従ってケアすると効果的であるというものです。
月は約２９日半で地球を回ります。
特に女性の月経の周期との関連から、女性とのつながりが強調されています。
現代の生活で、自分のからだが感じることに気付くというのは
とても困難になってきています。
起きる時間・寝る時間も自分が欲するというよりも
なんらかの規則に従うことで作られ、それをリズムと思っている
ということがおきているからです。
昔の人の知識は観察から生まれています。
3500年前、月信仰が始まった頃、ヒトはとてもシンプルに生きていました。
自然の掟に従って生活することが安全に生きることの保証であったからです。
そのために、人びとは神の意志を事前に知ろうと自然を観察し
太陽の軌道を眺め、月の運行を知りました。
それにより
�‥卦ぁΦじ�の変化を察知すること
�⊆�穫にいい時期を知り食糧の確保をすること
��いつ種を蒔いたらいいか→良い作物はいい時期に蒔かれた方が良く育つ
�た世療椶蝓畆�然の猛威・災害を避けること
ができ生活を安定させる努力をすることで
現代にいたるヒトの歴史がつながったのです。
しかし３００年ほど前、この月に関する知識はいったん失われました。
それは科学が飛躍的に発達したのと時を同じくします。
治癒術が西洋医学を中心とする現代医療に替わり
自然療法的なものはむしろ呪術・魔術的なものと捉えられ
時代遅れな上に危険視されるものに変わっていきました。
その結果として、科学的研究から生み出された薬剤や対症的治療が施され
栄養学でさえ合成物が中心となり、からだが感じることそのものが
「非合理的」とされ始めたのです。
さらに今の私たちの生活では、天気予報もあり
家を出ればコンビ二におにぎりがあり、好きなときに起き
季節構わずなんでも食べられる。
結果として自然から遠ざかる、生体のリズムを無視するという状態に
置かれることになってきたのでしょう。
そのため現代人は、自分自身の内部から沸き起こるものに
自信が持てなくなってきたともいえます。
そのような中、「月の信仰」はここ１０〜２０年で復活をしてきました。
自分の中にある自然の流れに敏感であること、自分を取り巻く
自然の環境を感じること、そのような時間や場所を取り戻すこと。
自然や健康への興味の高まりと同時に、自然療法への回帰は
洋の東西を問わず始まっているのです。
月の４つの相（ムーンクオーター）の簡単なヒント
新月
新月はすべての始まりに関係しています。
そのため人生において新しいことを始めるのに最も適しています。
また心が外界に対して開かれるので、自分の内面の声に
耳を傾けるのがよいでしょう。
解毒が強力に行われるタイミングなので、飢餓ダイエットや
浄化作用の高い化粧品を使い始めるのに効果的な時です。
上弦の月
月がゆっくりと《満ちる》再生の時期です。
自分の中に力がみなぎり、リラックスし開放されていきます。
健康と癒しに関することはこの時期に効き目があります。
受容する力が強いときなので、薬の効果は高く
食べたものは十分吸収され体重に反映したりもします。
満月
満月の日は長い月の運行のたった１日です。
精神的にも肉体的にも受容する力が最高潮に達します。
新月が質に対応するのに対し、量に対応しています。
感情は不安定になりがちで、エネルギーがためこまれるときでもあります。
手術後の快復は思わしくなく、瘢痕ができ硬くなると痕が残ります。
下弦の月
月はまた欠けはじめ、解毒がはじまります。
エネルギーが外に向かって放出されるとき
何かを外に向かってしていくのに適します。
雑草をとる、髪をカットする、窓を拭くなど
「除去する」ことはこの時期に行うと長持ちをします。
これらを自分のリズムと照らし合わせて、理解したり納得したり
生活を変えてみたり、でまず月に近づきましょう。
もちろん現代人であるなら、科学的知識と組み合わせて
自分で考えていく必要もあるでしょう。
動画 - 環境と自然 - 環境と自然 - 月の恵み - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
ボイドタイム 2009年3月
2009年3月 3日 07時42分 〜 16時59 分
2009年3月 5日 11時10分 〜 20時08 分
2009年3月 7日 09時29分 〜 22時25 分
2009年3月 9日 16時56分 〜 2009年3月10日 00時35 分
2009年3月11日 14時47分 〜 2009年3月12日 03時47 分
2009年3月14日 07時39分 〜 09時24 分
2009年3月16日 09時43分 〜 18時22 分
2009年3月19日 02時47分 〜 06時19 分
2009年3月21日 05時06分 〜 19時08 分
2009年3月23日 21時09分 〜 2009年3月24日 06時09 分
2009年3月26日 01時53分 〜 14時03 分
2009年3月28日 11時17分 〜 19時10 分
2009年3月30日 15時00分 〜 22時37 分
