宵闇を照らす月は、うららかで、ロマンチック。
その銀盤の放つ光は青白く、神秘的。
そして、その光は触れるものすべてを変えてしまう…。
月のうつろうさまは芸術家にひらめきを与え
恋人たちに情熱をそそぎ、さまよい人に道を示す。
◆月にまつわる豆知識
�．瀬ぅ┘奪箸鬚靴燭い隼廚Δ覆蕁∨�月が欠けはじめてからスタートすること。
満月に向かう時期は体内に活気が満ちるのでつい食べ過ぎてしまいがち。
その点、満月から新月に向かう時期は食欲が落ちるので成功しやすい。
��月が喜ぶ植物がある。
梅、沈丁花、かいどう、さつき、あじさい、桔梗、なでしこ、萩
もくせい、菊、りんどう、さざんかなど。
�Ｉ多佑了犂�が迫ると「今夜の何時が峠でしょう」と医師が言うことがある。
それはちょうどその日の引き潮の時刻を調べて予告しているといわれる。
�に�月が近くなるにつれて気温が低下するという報告がある。
実際、真冬に満月を見る夜はひどく寒く感じる。
上弦から満月にかけての時期は毛布を一枚余分にかけるようにすれば
風邪をひかない。
�ニ�月の夜は大地震が少ないとされていたが
阪神大震災は満月の晩だったのでこの説は崩れてしまった。
しかし、月がなんらかの形で
大地震と関係があることは否定されていない。
�γ亙神�に丸くて赤い異常に大きな月が見えることがある。
この理由はまだ解明されていないが、女性と芸術家肌の男、
月を見慣れていない人ほど錯視率が高く、大きく見えてしまう。
�Х遒�赤く見える日、朧月夜、雲が早く走る夜は天気が崩れる。
気象台の予報より、自分でその感覚をつかめば
山や海での遭難が防げる。観天望気の術はハイカーにとって重要。
�┻賣�1月9日、29日、3月15日、5月29日、12月12日は
雨や風が強まる可能性が高い日と伝えられている。
��新月のあと数日と、満月のあと数日は
アメリカでは雨の降る日が集中している。
これは流星塵が降雨現象を起こすのが理由の一つであるといわれる。
��ハムスターは新月と満月に行動が活発になる。
ところが突然、そのどちらかのときに行動がガクッと落ちることがある。
人間も同じで、新月と満月に心が和むというタイプが多いが
突然異常な興奮が劇的に訪れる。気をつけましょう。
◆月という字を背後に持つと
�，△討覺岨�は色々ですが、月を意味する「ルナ」という名前を
赤ちゃんにつける人が増えている。
この名前を持つ子は才能豊かだが、独身エリートになる可能性も。
特に「留」は、夫の「留守」を表すため未婚タイプ。
�⇒娵遏⇒七遒覆鼻峽遏廚箸いμ樵阿鮖�つと寂しい人生を送ることも。
できるだけ派手な名前をつけると良い。
友達が出来なくて悩むこともある。なるべく積極的に。
出かけるのは夜が良い。
��生まれた土地が「月」という地名を持っている人。
月寒、月舘、月岡、月ヶ瀬、月島など、全国には色々あるが
月の力を活用したいなら、一生月と密接な関係を持つこと。
仕事でも農業や深夜に働く仕事、天文関係が良い。
�し遒鮴蕎瑤箸箸蕕┐襪�、神々しいととらえるか、楽しい、明るいととらえるか
土地柄でツキの影響は大きく違う。
福井県鯖江の証誠寺(しょうじょうじ)は狸の踊りで有名だが
この月のイメージが宿命運とつながる。
�ダ臑羯圓亮畦失廚蠅論韻亡蠅せ�を書き、富山県八尾市の風の盆は
深夜から明け方まで田や畑の道を踊る。この宿命運は一生続く。
この土地育ちの女性は月と星を大切にしたほうが良い。
�Ψ酲�を大事にしなければならない商家に育った人は
特に旧暦を大切に。晦日、大晦日とは月の隠れる日をいうわけなので
新月の頃は泥棒に気をつける習慣を。
�Ь�さい頃、月を「のんのさん」と呼んで拝んだことはありますか？
のんのさんとは、月のことですが、こういう経験がある人は
月が一種の背後霊になっている。毎月22日(ニニマチ)は月に祈る習慣を。
�┐泙聖跳遒�空にかかっている早朝に毎日働きに出る人は
新月から満月にかけての既生魄(きせいはく)の月には祈らないこと。
残月(明け方に見える下弦以降の既死魄の月)が焼きもちをやくからです。
��スチュワーデスなど、常に上空でこうこうと照る月しか見たことのない女性は
一般の女性のようにウソをついてはいけない。
なぜなら、翳、影のある月を知らないからです。
月神も素顔なら、こちらも素顔でなければならない。
��月顔の人は月の影響が強い。
他にも、ふさぎ込む人、海に近い人、水商売の人
家にいたがる人、秘書、看護士、介護士など
誰かの手助けをしている人は月タイプ。銀製品をアクセサリーに。
◆ツキを上げるコツ
�ヾ蕕虜拂垢そ�性、瓜実顔の人は、海の中で月によって育つといわれる
真珠をアクセサリーにすると良い。
真珠には恋を実らせる力がある。
�▲燹璽鵐好函璽鵑牢脅�性を強くする石。
ファッション業界、マスコミ、芸能界で活躍したい人は身につけておくと良い。
�７醋襪砲牢冤嫂∧�に恋の相談を。
翌朝、葉が生き生きとしているならうまくいく。
枯れていたらその恋はあきらめたほうがいい。
普段から可愛がっているなら必ず教えてくれる。
シクラメンも恋のコンサルタント。
�ぬ世永�の三日月(二十六夜)には勢至菩薩(せいしぼさつ)が宿っている。
病気の回復はこの月に祈ると良い。
満月以降、新月まではどちらかといえば運は下り坂になるが
この月だけは願いが叶う。
�シ鬚笋�な赤ちゃんを産みたいなら、満月を思い浮かべて眠りにつくこと。
そのとき、月が体内に入る夢を見たら、最高の赤ちゃんが生まれる兆し。
毎晩欠かさず夢見を祈ると良い。
�Ψ醂愆僂箸い辰特咾鳳任觀遒鮓�ると心が静まる。
不眠症の人はこれをイメージして眠りにつこう。心が落ち着き
スーッと眠りに入っていける。
月をイメージすることでツキが良くなる。
�Ю犬泙豬遒叛犬泙貽�は「運命が動く」。
生まれ月が巡ってきたら、その月はとにかく頑張ること。
必ずツキが味方してくれる。生まれた日も同じ。
�┠郤�で収入を得ている人は株や競馬はしないこと。
月が一定の速度で循環するように、月収も一定してくる。
お金も急がず回せばツキが巡ってくる。
その循環速度を壊す勝負事は、必ずツケが回ってくる。
��ツキは上弦以降、満月の間がもっとも強力。
既生魄といって気迫がみなぎる時期だからです。
反対に下弦から新月までは、既死魄といって何をやってもうまくいかないことも。
何かやるときは既生魄を味方につけよう。
��地平線から昇る満月を見ると、月神が運を与えてくれる。
山の端から昇る満月も幸運のしるし。
できれば自分だけが見る秘密の場所をつくると一層運が上がる。
◆月に関するタブー
�〃遒妨�かって誰かの悪口をいったり、小便をしたりつばを吐いてはいけない。
それは自分に向かってしているようなもの。
月の反射光で必ず自分に返ってくる。
��月神は潤いの神。肌が荒れている人は水を大切にすること。
部屋の中にも水の入ったガラスの器などを飾りましょう。
また、雨の日を嫌がってはいけない。
�７�本県、岐阜県、岩手県には、影占いがある。
電信柱や家の影にさえぎられて、首の部分が切れたような自分の影を見たら
不吉なことが起こる。首の部分が切れるような位置には絶対に立たないこと。
�し醋襪砲蓮△�りぎりす、こおろぎ、鈴虫、クツワムシ、馬追等の虫を殺さない事。
これらの虫は月を援護するものと考えられている。蛙も月神に由来。
�シ遒慮�があたるのを邪魔するツキアタリは、あまり運が良くない。
突き当たりの部屋に住んでいる人は何かが起こったときに逃げ場がない。
昔から突き当たりは行き詰まりともいい、暗さが気になる。
�ι畸覆�ら丸いフルーツを食べるようにしよう。
スイカ、梨、柿、リンゴなど。人間関係が円満になる。
とがったものや、鋭い形の食べ物は二つに切るなどして
そのままの形では食べないこと。丸い飾りつけも大切。
�Д茵璽蹈奪僂砲老醋未鬚犬辰噺�ていると
精神に異常をきたすという言い伝えがある。
英語の(lunatic)は「狂気の」という意味、(lunacy)は「異常行動」。
また特に「六月の月」はじっと見ないほうがいい。
�─�13」という数字が嫌われるのは、キリストの処刑が
13日の金曜日だったからという説。
ところが1年が12ヵ月、星座も12星座なのに、なぜか満月は一年に13回もある。
だからこの数字が嫌われるという説もある。
��月曜には黄色を大切に。あるいは月を守護星にしている蟹座の人も。
宵待草と名のつく月見草は黄色が美しいように、月に関係のある人や曜日に
黄色とまったく違う色や色彩はタブー。
��月はかつて二つあったと信じられている。
二つの月が信じ合う事で真の友情が育つことから
「�鱗友」という言葉がつくられたという説がある。
◆月と恋愛のいろいろ
�〃遒鰺�用して願いや呪いをかけたときは、必ずその後お礼をいうこと。
特に呪ったままにしておくと「人を呪わば穴二つ」といって
自分に災いが降りかかってくる。たとえ成就しなくてもお礼を。神社でも同じ。
��太鼓は月につながる楽器。特に和太鼓の音は恋心を芽生えさせるので
好きな異性を誘って聴きに行くといい。
神社の境内や浜辺での太鼓の音は性的興奮を高めるので
その晩のうちに恋人関係になれる。
��神戸や東京・丸の内では年末にルミナリエが街を飾る。これは恋の明かり。
クリスマス時期とも重なるが、特に上弦から満月の夜だったら最高。
ルミナリエは冷たい発光体なので月に似ているといわれる。
�そ�性は夜生まれ変わる。月夜に恋を得たら思い切って生まれ変わること。
その勇気が幸運をもたらす。月は「やさしさ」をもつ性格に変身するのを喜ぶ。
��9月〜11月生まれの女性は月の影響を非常に強く受ける。
月夜の判断は間違いないと自信をもつこと。昼間の判断より正しいはず。
�Σ討棒犬泙譴申�性は、一度京都の渡月橋や群馬県の月照寺など
「月」がつく観光名所に行くとよい。
豊かな感受性が身につき、それが良い恋愛を生むきっかけになる。
��冬から春生まれの女性は、八月のお盆を大切に。
郷里に帰ったり、先祖の墓にお参りしたりすると思いがけない恋の芽が出てくる。
恋の対象はむしろ郷里の方向にある。祭りや縁日には必ず顔を出すこと。
��恋愛がうまくいかない人は上弦から満月の夜にかけて
夜汽車に乗って旅をしてみよう。すると月は恋心に光を与えてくれる。
もしかするとその列車の中で早くも出会いを与えてくれるかも。
月は地球のパートナー。
そして私たちを取り巻く大きな自然体のひとつ。
月の刻むリズムはいつでも心と身体に届いています。
それはときに元気を高め、ときには穏やかさをもたらすもの。
私たちを導く自然なエネルギーの流れ。
その流れにそって生きることは無理のない豊かな生き方をするということ。
自分らしく生きて、夢に近づいていく…。
可能性に満ちた未来を開くということ。
「月とツキの摩訶不思議学」
満月のとき、人は創造性と暴力性を高めている。
新月や半月のときにもやはり人は
その形の月に独特の影響を受けることになる。
「歓喜」と「狂気」という二つの側面をもつ月の魔力…。
月のリズムを知ってそれと上手く付き合っていくことで
確実にツキは高められる。
「月に映すあなたの一日」
ネイティブ・アメリカンの364のことわざが示す今日
彼らは毎日夜空を見て月を確かめ
満月になるとムーン・カウンティング・スティックという棒に印を刻み込む。
1年364日というネイティブの暦にあわせて、1日1言ずつ
その知恵の言葉が読めるよう364本のことわざが収録。
「ムーンライト・メッセージ」
幻月からの愛のおくりもの。
月との意識交流が深まり広がってゆく中で書き留められた
愛と癒しのメッセージ集。
「人は月に生かされている」
自然との関わりが薄れ、月に親しむ機会や余裕をなくしたかにみえる現代人。
しかし、月は人の体調や生活リズムに多大な影響を与えている。
人の生死と月の関係や旧暦カレンダーの意義など、古今東西の文献を検証し
月の神秘、不思議さと人間の関係を考察する。
