2011年08月02日

伝統的七夕の夜空 

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7月7日は「七夕」。これは多くの方がよくご存じでしょう。
しかし「伝統的七夕」となると知っている方はごくわずかではないでしょうか。
伝統的七夕の日の決め方は 年によって日が変わります。
今年(2011年)の「伝統的七夕」にあたる日は8月6日です。

伝統的七夕の日の決め方はこちら。
  http://www.nao.ac.jp/QA/faq/a0309.html

伝統的七夕とは

7月7日は七夕の日としてあまりにも有名ですが
もうひとつ伝統的七夕という七夕があります。
これは旧暦による七夕のことです。
現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで
なかなか星も見られません。
そこで国立天文台では2001年から
「伝統的七夕」の日を広く報じていくことにしました。

太陰太陽暦は、明治6年に現在の暦が採用されるよりも前の暦で
現在は公には使われていません。このため、伝統的七夕の日は
太陰太陽暦による7月7日に近い日として、以下のように定義します。

二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日か
それよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から
数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。 

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伝統的七夕は陰暦の7日。
旧暦七月七日なら8月初旬から下旬にかけて空の澄んだ日も多く
お目当ての牽牛(アルタイル)織女(ベガ)を見るチャンスはがぜん高くなります。
この日は必ず上弦の月が天の川の方向にあります。
上弦の月(半月)に近い月が約束されているので
(上弦の月は夜になれば西に傾き沈んでしまう)
天の川もよく見ることができます。

天の川は空の状態が悪いと見えないほど淡い光の帯。
月の光で天の川は見えませんが、夏の半月は早めに沈みます。
月が沈んでから現れる天の川を待つのもおつなもの。
宵の頃は中空だった二人を隔てる天の川も頭上に・・・★

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伝説的七夕(旧暦の七夕)
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七夕と月と星


20110806アストロアーツ

中国から伝わり、日本で独自の発展を遂げてきた七夕の行事が行われたのは
もともと太陰太陽暦の7月7日でした。この日は半月状の月が浮かび
織姫星(ベガ)や彦星(アルタイル)も空高く昇っていて
織姫が月の舟に乗り彦星に逢いにいくなどという
ロマンティックな想像もできます。
また、深夜に月が沈んだ後は天の川も見られます。
しかし、現在のカレンダーの7月7日では、毎年月の形も違い
さらに梅雨の最中で晴天率も悪く、そもそも星祭りには向いていないのです。
そこで、国立天文台では「伝統的七夕」の日を
以前使われていた暦をもとに 定義し、星空を楽しむことを呼びかけています。
「伝統的七夕」の日は、二十四節気の処暑を含む日か、それよりも前で
処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間 を含む日から数えて7日目です。
つまり今年(2011年)の伝統的七夕は8月6日(土)になります。

また8月6日(土)〜8日(月)には仙台七夕まつり
「復興と鎮魂」をテーマに開催されます。
ぜひ、灯りを消して夏の夜に織姫と彦星の姿を探してみてください。

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「七夕」と「伝統的七夕」夜空の違い

☆7月7日の夜空
例年、日本の多くの地域が梅雨の最中です。ですからうまいタイミングで
その晴れ間に当たれば七夕の星を眺めることはできます。
また、織姫星と彦星は東の空に見えていますが、夜11時ごろになると
頭の真上に昇ってきます。深夜になれば、天の川も見ることができるでしょう。
しかし、年によってはお月さまが悪影響を及ぼします。
お月さまが煌々と輝いている月夜には、天の川を見ることができません。
天の川は、その明るさが微かなため、街明かりはもちろんのこと
月の光にも負けてしまうのです。そこで、今のカレンダーの7月7日を見てみると
年によってお月さまの形はバラバラです。
今年は半月状の月が輝き、来年は満月3日後の月が出ています。
本来の七夕は、織姫星と彦星と天の川がセットです。
ですから、年によって月明かりの具合が変わるのは、ちょと不都合です。
 
☆伝統的七夕の夜空
今年(2011年)の伝統的七夕は8月6日です。
夜9時には頭上に織姫星と彦星が輝き、南西の空には
沈む前の半月状の月が見えています。
月は夜10時半には沈んでしまい、それ以降は天の川も見られます。
また、天の川も頭上から南の空に続き、年間で一番見ごろとなります。
じつは伝統的七夕は、現在のカレンダーが使われる前から行われていました。
そのころ日本では、太陰太陽暦という月のめぐりをもとにして
つくられた暦が使われていて、それによると1日は新月となり
この日から月の形がふくらみ始めます。
毎月1日が新月ですから、3日月、5日月と、だんだん丸みを帯び
7日には、ほぼ半月の形になるわけです。
ですから、伝統的七夕の日には、いつも半月状の月が輝き深夜に沈みます。
そして織姫星と彦星も、天の川といっしょに頭上に輝き
地上の星祭りを眺めているのです。

※2011 - 伝統的七夕ライトダウン2011推進委員会

伝統的七夕ライトダウン2011キャンペーン
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みんなで明かりを消して星空を見上げよう。
「伝統的七夕」の夜に明かりを消して
夜空に輝く七夕の星たちや天の川を
全国で一斉に
せめて7分間、眺めてみよう。


2011年の伝統的七夕は、8月6日(土)です。
キャンペーン期間 : 2011年7月7日(木)〜8月7日(日)
スローガンはつながろう七夕、よみがえれ天の川

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「伝統的七夕」に明かりを消して夜空を眺めよう
伝統的七夕ライトダウン2011キャンペーン

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「伝統的七夕」という呼びかけを始めて今年で10年目。
伝統的七夕に合わせて開催を続けている
石垣島の「南の島の星まつり」も今年10周年です。
南の島の星まつり2011 in石垣島

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南の島の星まつりでは、星まつり開催期間に
“日本一素敵な星空の宝庫”石垣島の上空をより一層輝かせ
そして、市民や観光客で旧暦の七夕の夜空を見ようと呼びかけます。


すごい夜空の見つけかた (単行本・ムック) / 林完次/写真・文
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Posted by sara1116 at 12:32│Comments(0)TrackBack(0)clip!About Moon


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