2012年09月24日

中秋の名月を楽しむ「十五夜・十三夜」 

秋といえば月。天が澄みきっていく清々しく美しい季節。
清光冴えわたる神秘の月を心で愛でる・・・。 

秋を告げる中秋の名月。
一年のうちで最も月を意識するこの夜。

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古来より風雅の至高、日本の美意識の象徴と称えられてきた「雪月花」。
花といえば「桜」、秋といえば「月」をさすことは
古く万葉の時代から続く日本の美学です。 
かつて、月は風雅の対象として愛でられる以前に
信仰の対象であり、人々の神秘さへの憧れでした。

月は欠けてもまた満ちるでの復活と不死の象徴とされ
子供たちも、月に動物や宮殿があることを信じていました。
科学の進歩による月面着陸以来、かつての月に馳せる
神秘的な想いは色あせましたが
日常の喧騒の中で忙しなく生きる現代だからこそ
月に寄せる風流の心を残していきたいものです。 

2012年の十五夜は9月30日(日)
月の出:17:13 月の入:05:25 (東京) 
旧暦 8/15   月齢:14.03 (正午)    満月・十五夜

2012十五夜
アストロアーツ

照りつける太陽が姿を潜め、虫の音が響く初秋の夜。
だんだんと日が短くなり、人々が涼やかな夜長を楽しむこの季節は
お月さまが一番きれいに見える季節でもあります。
深い闇の中にぽっかりと浮かぶまん丸のお月さま。
照りつける太陽とは対照的な慎ましい月の光に
多くの人が魅了されてきました。

残暑も和らぎ、夕方は肌寒く感じる陰暦八月十五日。
古くから供え物をして月に祈りを捧げてきました。
年に一度の月見の時節「十五夜」の「中秋の名月」
季節によって全く別の表情で上空に静かに昇る月…
人も地球上のいろいろな生き物たちも美しい満月の力を感じ
そして満月に癒される。

旧暦で「8月15日」にあたる日は秋のお月見の「十五夜」の日です。
「十五夜」は必ずしも満月になるわけではありませんが
2012年は昨年に続き、十五夜が満月の日になります。

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「中秋」は旧暦八月十五日のことを指しますが
本来は旧暦の八月をいい、七・八・九月を秋とし
それぞれを初秋・中秋・晩秋と呼んだことに由来しています。
特に中秋十五日の満月の日を、八月節・中秋節と言いました。
もちろん旧暦ですから、必ず9月の特定の日に
中秋節が到来するわけでは在りません。

年  旧暦8月15日  満月の日
2006年 10月07日  10月06日
2007年 09月27日  09月25日
2008年 09月15日  09月14日
2009年 10月04日  10月03日
2010年 09月23日  09月22日
2011年 09月12日  09月12日
2012年 09月30日  09月30日
2013年 09月19日  09月19日

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中秋名月 ( 旧8月15日) 
2012年 9月30日
2013年 9月19日
2014年 9月  8日
2015年 9月27日
2016年  9月15日 
2017年   10月 4日 
2018年  9月24日 
2019年  9月13日 
2020年   10月 1日 

名月を楽しむ

澄み渡る初秋の夜空を照らす、まん丸いお月様。
「十五夜」とは、ほっそりと輝く新月が夜ごとに満ちて満月になる
文字どおり15日目の夜のことです。
満月を鑑賞する習慣は中国から伝わったとされていますが
平安時代の日本では暦の違いから13日目が満月にあたり
「十三夜の名月」として鑑賞していたとか。
暦の数え方が一つになってからは、日本でも15日目が満月になりました。

「花鳥風月」という言葉に集約されるように
日本人は古くから月に惹きつけられ
満ち欠けの様子をも情緒あふれる名前で呼んできました。
例えば、三日月、弓張月、十六夜月、立待月、臥待月、更待月…。
月の形はもちろん、眺める時間帯や所作までもが
呼び名に込められています。
また、分厚い雲に阻まれて姿が見えない時は「無月」と嘆き
雨で隠れていれば「雨月」と言って存在を惜しみ…。
見えない姿にまで名前を付けたわけですから
いかに日本人が、月に慕情を抱いてきたかうかがえるというもの。
これほどまでに、月にしっとりと官能的な呼び名を冠した民族は
他に類を見ないのではないでしょうか。
その風雅な感性を忘れないことは、日本人としてのたしなみともいえます。

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「お月見」の風習は、平安時代初期から貴族の間で行われていたようです。
中秋(旧暦の8月15日)の時期は空気も澄み、最も美しい満月が見られるので
特別に「十五夜」と呼び、区別し「観月宴」もしくは「月の宴」を催しました。
当時のそれは、月を見ながら即興で和歌を読み酒をたしなむという風流なもの。
平安貴族流の月見とは月を直接見上げるのではなく
池に船を浮かべて水面に映った月を船上から愛でるというもの。
京都御所の西・[魯山寺]で過ごした紫式部が、中秋の名月を眺めている時に
物語の着想を得て『源氏物語』を書き上げたというのも有名な話です。

江戸時代になると庶民にもこの風習が広まり、月の見える所にすすきを飾り
お団子をお供えするのが一般的となります。
地域によっては、里芋やサツマイモ(芋名月といわれるゆえん)などの
季節の農作物を盛ることから、お月見は徐々に「秋の収穫祭」としての
性格を持ち併せるようになりました。
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旧暦を使用していた時代は(1872年頃まで)
月の満ち欠けによっておおよその月日を知り農事を行っていました。
一説によると、欠けたところの無い満月は豊穣の象徴だったそうです。
そのため十五夜の満月の夜は豊作を祈る祭の行われる
大切な節目でもあったようです。
一方、中秋の名月を鑑賞するという風習は
中国では唐の時代から知られており
これは後に平安時代の貴族の間に取り入れられ
武士や町民へと次第に広まって行きました。
そして現在の「お月見スタイル」になっていったようです。

「十五夜」は、中秋の名月を鑑賞する他
これから始まる収穫期を前にして、収穫を感謝する
初穂祭としての意味あいがありました。
9月頃に収穫される「芋」をお供えすることから
「芋の名月」とも呼ばれています。
現在では、満月のように丸い月見団子と魔除けの力があるとされた
ススキを伴えるのが一般的な「十五夜スタイル」です。
また、地方によってはこの日だけは、他人の畑の作物を
無断で取っても良いとか、子どもがお月見のお供え物を
盗んで良いとする風習もあるそうです。

日本では平安時代から貴族の間で月を鑑賞するお月見がありました。
その時に池に船を出し、短歌や俳句を読んだりしました。
池に映る月や、杯に映る月を楽しむ遊びだったようです。
直接の月をめでるより、さらに凝った仕方でめでるわけで、遊び心があります。
現在は、月が見える場所にススキや、月見団子、里芋、栗、枝豆などを飾ります。
特に西日本ではこの日に、月が見えるのはなかなか少ないですが
十五夜の夜に雲で隠れて月が見えないことを「無月」と呼びます。
一方雨で月が見えないことを「雨月」と呼びます。

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美しい月を楽しむイベントは各地であります。

「お月見2012」 
2012『中秋の名月』・『月見』リンク集 
中秋の名月 未来館でお月見!2012 
横浜 三渓園 観月会 
「名月 秋を楽しむ」 (京都) 
e京都ねっと | 観月のススメ 

『お月見特集2012』:お天気JAPAN

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十三夜
十五夜に対して旧暦九月十三夜の月見の風習。
旧暦では毎月13日の夜のことを「十三夜」といっていましたが
9月13日は特別で、月を愛でるならわしがありました。 
十五夜を「中秋の名月」と呼ぶのに対し、十三夜は
中秋の名月に対して「後の月(のちのつき)」
この時期に収穫されるものにちなんで「豆名月」「栗名月」ともいいます。

一般に十五夜に月見をしたら、必ず同じ場所で
十三夜にも月見をするものともされていました。
その昔は十五夜と十三夜の片方だけ観月するのは「片見月」と言って
不吉なものとされ忌み嫌われる風がありましたが
これは日本において江戸時代から始まった
特に都市部に多くみられた風俗です。 
十三夜は日本だけの行事であり、お月見が二度あるのも日本特有です。
一説には、秋の収穫祭として古くからお月見がされており
そこに中秋の名月の行事が入ってきたために
お月見が二度になったといいます。

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旧暦の毎月13日の夜を「十三夜」といっていましたが
9月13日の夜は特別で、十五夜についで美しい月とされ
宮中では、古くから宴を催すなど月を鑑賞する風習がありました。
十五夜は中国から伝わったものですが、十三夜は日本固有の風習で
秋の収穫祭の一つではないかと考えられています。
この風習の由来については、菅原道真が9月13日の月を見て
月の光が鏡のようだという詩を読んでから
一般に十三夜の風習が広まったという説や
その他いくつかの説がありがありますが
真偽は定かではないようです。
旧暦13日の月はまん丸の満月ではありませんが
十三夜の頃は、夜にはだいぶ冷え込むようになるので
あえて早目に月が出る9月13日を選んだのかもしれせん。

十三夜
年  旧暦九月十三日  曜日 
2012年 10月27日 土曜日 
2013年 10月17日 木曜日 
2014年 10月6日 月曜日 
2014年 11月5日(閏9月) 水曜日 
2015年 10月25日 日曜日 

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元来「お月見」は、月は満ちては欠け、欠けては満ちを繰り返すことから
「ものごとの結果に感謝するお祝い」として
また月からは生命を連想されることから
「祖先の霊を偲ぶ」といった意味合いをもち
ひいては、ここから「収穫を祝う」日となっていったといわれます。
十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し
十三夜の夜は晴れることが多いようで
「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。

月見をただのイベントと捉えず
自然環境の力で、美味しい農作物などの食物を
食べさせてもらっているという感謝の気持ちをお供え物にして
お月様に供えてみたら、おおらかで感謝の気持ちを忘れない
昔の日本人のあり様を思い出せるかもしれません。

暑気がひき、空気が澄みわたった秋の夜長。
すすきの穂が空をなでるころ、ひときわ美しさが冴えわたる「月」
あなたなら、秋宵の月をどう愛でますか? 

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十三夜 
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Posted by sara1116 at 00:00│Comments(0)clip!月見


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