2013年08月28日

2013年9月 天文情報と月の暦 


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 2013年9月 星空情報と月暦

暦の上では秋になりました。猛暑、酷暑などと言われた夏の暑さが
まだまだ続きそうな今年の9月ですが
夜になれば少しは涼しくなり、風も吹いて過ごしやすくなるでしょう。

9月になると、段々日の入りが早くなってきます。
23日の「秋分の日」の頃を過ぎると夜が昼よりも長くなり
だいぶ涼しくなってきます。
夜空には秋の星座もあらわれますが
南の空にはまだ夏の星座が目立っています。
午後8時頃の星空を見てみましょう。
秋の星座は東からのぼっています。いちばん目立つのは
南東の空にある「みなみのうお座」の「フォーマルハウト」。
南の空には「いて座」や「やぎ座」が見えています。
頭の真上には「夏の大三角」が見えています。
星空のきれいなところなら「いて座」のあたりから
「夏の大三角」をよこぎる「天の川」も見えるでしょう。

さて、秋といえばお月見。今年は9月19日が十五夜です。
お供えものをしたり月見酒をたしなんだりしながら、丸くて白い名月を愛でましょう。
名月に向かって月が満ちていく今月前半は、まだ細い月が
夕空で金星や土星と並ぶ光景も楽しめます。
仕事帰り、残業の休憩中、夕げの準備中などに
ちょっと秋の夕景を眺めてみてはいかがでしょうか。

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◆9月の主な天文カレンダー

美しく夜空を照らす十五夜満月を眺めてみましょう。
また、9日前後に夕空で細い月と金星、土星が並ぶ光景も見逃せません。 

1日(日)  
未明〜明け方、月と木星が並ぶ。
9月1日の未明、月齢25のやや細い月と木星が並んで昇ってきます。
木星はふたご座に位置しています。9月はじめでもこの時間帯なら
オリオン座やおうし座などの冬の星座を見ることができるでしょう。
月と木星の左下には火星も見えます。

この頃「金星」と「スピカ」がすぐそばに近づきます
9月のはじめ頃、太陽が沈んだ後の西の空で
とても明るい「金星」とおとめ座の「スピカ」がすぐそばに見えます。
9月6日にもっとも近づきます。
低いところにあるので、西の空が開けた場所で見てみましょう。
「金星」は太陽のまわりをまわる惑星の仲間で
「スピカ」はずっと遠くにあり、星座をつくる「恒星(こうせい)」です。

5日(木)
新月(下弦〜新月は夜空が暗く、星がよく見えます)

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6日(金)  
この頃、夕方に金星とスピカが大接近
9月上旬ごろの日没後の西の空で、金星とおとめ座のスピカが大接近。
もっとも近づくのは6日で、マイナス4等級でひときわ目立つ宵の明星の
すぐそばに白っぽい1等星スピカが見つかります。
日の入り1時間後に高度8度未満と低いので、西の空がひらけた場所で
沈まないうちに見てみましょう。

8日(日)  
夕方、細い月と金星、スピカが接近
9月8日〜9日にかけ、細い月と金星が接近して並び
また近くにはおとめ座のスピカと土星も集まり美しい光景が見られるでしょう。
ただ秋の夕空の黄道は南寄りに低いため、金星 や月などの光度が低く
土星やスピカはかなり低空となるため双眼鏡で見るのが良いでしょう。

太陽が沈んだ後の西の空で、とても明るい「金星」と細い月が並びます。
その間には「おとめ座」の白っぽい1等星「スピカ」も見えます。
とても低いところにあるので、西の空が開けた場所で見てみましょう。

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9月8日の日没後、西の空でひときわ明るく輝く金星のそばに
月齢3の細い月が並んでいるのが見えます。
2つの間にあるのは、おとめ座の1等星スピカ。
やや左上には土星も見えており、翌9日の同時間帯には
月が土星と金星の間にやってきて並びます。

9日(月)  
このころ、明け方に火星がプレセペ星団に大接近
夕方〜宵、細い月と金星、土星が並ぶ。
最近は夕方に見える土星の高度がドンドン下がっています。
また日没後の西空では、相変わらず金星が低い位置にとどまっており
両惑星の間隔が次第に狭くなってきています。 
そんな折、9月9日に月齢3.9の月が、両惑星の間に割って入ります。

13日(金)
上弦(日没ごろに南の空に見え、夜半ごろ西の空に沈む)

17日(火) 
みずがめ座ν星(4.5等)が月に隠される 

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18日(水)  
この頃、夕方に金星と土星が接近
9月中旬ごろ、日没後の西の空で見えている2つの惑星
金星と土星が接近して見える。土星は1等級の明るさですが
マイナス4等級の金星がひときわ目立って明るい。
最接近の18日には5度以内まで近づきます。

19日(木)
満月。中秋の名月。次の満月は10月19日。
中秋の名月は、ほぼ満月に近い月ですが、満月頃の月は
太陽が西の空へ沈む頃、東の空から顔を出してきます。
ですから宵の空でお月見をしようと思えば、東から南東にかけての方角が
開けた場所で見るのが良いでしょう。
もっとも、月の出から少し時間が経てば月の高度が上がってくるので
低い障害物ならあまり影響を受けなくてすみます。

双眼鏡や天体望遠鏡で見ると、満月なので、さぞかしクレーターが
たくさん見えるかと思いきや、満月頃の月はクレーターを見るのに適していません。
それは、満月頃の月は正面から太陽の光を受けるので影ができにくく
立体感がなくなってしまうからです。クレーターを見るのなら
クレーターの縁に影ができる三日月や半月頃の方が適しています。

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23日(月)  
秋分の日

24日(火)  
深夜〜翌25日明け方、月とアルデバランが並ぶ

25日(水)  
深夜、月とアルデバランが並ぶ(明け方とは並び方が変わります)

27日(金)
下弦
(夜半に東の空から昇り、明け方に南の空に見える。
 下弦〜新月は夜空が暗く、星がよく見えます)

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 「中秋の名月」 
毎年、旧暦8月15日の月は「中秋の名月(十五夜の月)」として知られており
お供え物をしてお月見をする風習があります。
この旧暦8月15日は、現行の暦(新暦)では毎年異なる日付になり
今年は9月19日がその日にあたります。
十五夜の月はまん丸ですが、必ずしも「満月」になるとは限らず
満月からずれてしまうことがあります。
2006年から2010年までは中秋の名月の日と満月の日がずれていましたが
2011年は久しぶりに一致します。
この後、2013年までは一致しますが、その後はまたずれます。
一致したから何か特別、というわけではありませんが
「久しぶりなんだな」と思って眺めてみてください。

肉眼でもいくつか模様が見える月ですが、双眼鏡や天体望遠鏡を使うと
さらに詳しく地形が見え、いっそう楽しめます。
満月のころは太陽の光が正面から当たっているので
立体感があまり感じられずのっぺりとした印象を受けます。
クレーターや山脈を観察するときには、太陽の光が横から当たる三日月や
半月の頃を狙うとよいでしょう。
代わりに満月のころには「光条(レイ)」と呼ばれる
クレーターから伸びる白いすじがよく見えます。
とくに「ティコ」「ケプラー」「コペルニクス」クレーターの光条が見やすいでしょう。
また、月の「海」も全体がよく見えます。名前を覚えてみてはいかがでしょうか。

※ レイ・クレーター

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7月の七夕や8月のペルセウス座流星群、伝統的七夕が夏の風物詩とすれば
「中秋の名月(十五夜の月)」は秋の風物詩と言えるでしょう。
少し冷たさが感じられるようになった秋の夜空に
白く丸い月が浮かぶ光景は、たいへん美しいものです。

「中秋」とは、秋のちょうど真ん中を指す言葉です。
日本でかつて使われていた暦(いわゆる旧暦)では7〜9月が秋なので
旧暦の8月15日が中秋ということになります。
現行の暦では毎年違う日付となり、たいていは9月(年によっては10月)になります。
今年は9月19日が中秋にあたります。

中秋の名月(十五夜の月)は真ん丸の満月という印象があります。
今年の場合は確かにそうですが、毎年そうなるとは限らず
来年からしばらくの間は中秋の名月の日と満月の日がずれてしまいます。
ずれるといっても1日か2日のことですから
「大体丸い月」と言ってもよさそうです。

宵の明星と土星、細い月
19日の中秋の名月(満月)を待つ今月の前半は
夕空の金星と土星を眺めてみましょう。
一番星としてキラキラ輝く金星と、控えめに優しく光る土星が
秋の夕暮れを飾ります。

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まず9月の初めごろ、金星と土星はまだ離れていますが
金星のほうは「おとめ座」の1等星スピカと接近しています。最接近は6日ごろです。
スピカが少し見つけにくいかもしれませんが、金星の周りを探してみましょう。
8、9、10の3日間は、金星と土星の近くに細い月が近づきます。
とくに9日は金星と土星の間あたりに月が並び、たいへん美しい夕景になります。
眺めるだけでなく、ぜひ写真にも収めてみましょう。
薄暗いためシャッタースピードが遅くなり手ブレが起こりがちなので
カメラを三脚で固定するのがお勧めです。
とはいえ少しくらいの失敗は気にせず、とにかく撮ってみましょう。
きっといい思い出になるはずです。

月が遠ざかっていった11日以降は、金星と土星の間隔がさらに小さくなっていきます。
最接近は18日ごろで、そのあとは離れていってしまいます。
並び方が日々変化していく様子を確かめてみてください。
また、低空なのであまり見栄えはしませんが、天体望遠鏡があれば
両惑星に向けてみましょう。
金星は半月状に欠けた形がわかり、土星の環も淡く見えるでしょう。

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「夏の大三角」は大きく西の空に傾きました。
暑かった夏が過ぎ去っていくのを感じさせます。

頭の真上あたりには、秋を代表する星の並び「秋の四辺形」が見えています。
秋の四辺形の西側の辺を南に向かって伸ばしていくと
秋の唯一の1等星、「みなみのうお座」のフォーマルハウトにぶつかります。
反対に秋の四辺形から頭の真上を越えて北の空を見上げると
「カシオペヤ座」の星が並んでいるのが目に付くでしょう。
残る方角、東の空はたいへんにぎやかです。
「おうし座」や「オリオン座」、「ふたご座」といった冬の星座たちも目立ちますが
マイナス2等級の木星の輝きが何といっても目を引きます。
夜明けが近づくころには、火星も昇ってきます。

深夜になれば暑さも和らぎ、涼しさが感じられるでしょう。
心地よい初秋の星見をお楽しみください。

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* 2013年9月 月の暦 *

新月 *   5日 20:36
上弦 * 13日 02:08
満月 * 19日 20:13 (中秋の名月)
下弦 * 27日 12:55 

●十三夜 10月17日

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9月19日 十五夜のお月見(中秋の名月、芋名月)
満月(夕方に月がのぼり、明け方に沈みます)
「旧暦」で「8月15日」にあたる日は、秋のお月見の「十五夜」の日です。
「十五夜」は必ずしも毎年満月当日になるわけではありませんが
2013年は、2011年と2012年に続いて十五夜が満月の日になります。
満月の日、地球をはさんで月が太陽のほぼ反対側にあるので
太陽が西に沈む頃に、反対側の東の空に月があらわれます。
東京では、この日の月の出は午後5時21分です。
一晩中見えるまん丸な月を眺めて秋の宵を楽しみましょう。

月時館 「月見」 関連記事一覧
http://lamoon.doorblog.jp/archives/cat_50035187.html

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 ◇参考サイト 
AstroArts 
つるちゃんのプラネタリウム 
Nikon星空情報 
パレットおおさき天文情報




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Posted by sara1116 at 22:00│Comments(0)clip!月の暦