2013年10月01日

2013年10月 天体情報と月見暦 

0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_icon_moonsilver 10月 天体情報とお月見暦

美しい青空、朝夕の肌寒さ、虫の声など
日常の様々な場面で秋を感じられるようになってきました。
もちろん、星空の世界にも秋が訪れています。
秋の夜空には1等星が少なく、少し寂しい印象があります。
今秋は宵の明星のほかに明るい惑星もないので
金星が沈んでしまうとますます寂しい感じがします。
しかし、そのような空の中で見える星を一つずつ探しては
「何という星座の星だろう」「名前は何だろう」
「双眼鏡ではどんな色に見えるだろう」と考え
実際に観察したり調べてみたりするのも面白いものです。
もちろん、気楽に宵の明星や月を眺めるのも楽しいですね。
思い思いに「星空の秋」を満喫しましょう。

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夕方の南西の低空に注目
日の入り後の南西の低空には、宵の明星・金星が
およそマイナス4等の明るさで輝いています。
10月8日とその前後は、この金星の近くに細い月が輝き目をひく光景となります。
西の低空が晴れ渡っていれば、金星よりもさらに低い位置に
水星や土星も見つけることができるかもしれません。

10月17日頃には、さそり座の1等星アンタレスに金星が近づきます。
明るく輝く金星のすぐ近くにあるアンタレスを探してみましょう。

アイソン彗星
この春の「パンスターズ彗星」に続き、秋には2つ目の肉眼彗星になると
期待されている「アイソン彗星」が現れます。
10月中はしし座を移動中で明るさも6等星台と
肉眼では見えない状態が続きますが
11月以降は急速に明るくなり11月中旬には3等級となり
肉眼でも観測できるようになるでしょう。
11月から12月にかけて、肉眼で見えるほど明るくなると期待されている彗星。
11月29日に太陽に最も近づく(近日点通過)アイソン彗星(C/2012 S1(ISON))。
アイソン彗星は、10月には明け方の東の空でしし座を移動中で
中旬には、同じくしし座を移動する火星に近づきます。
しかし、この頃にはまだ肉眼で見えるほどの明るさには
達していないだろうと考えられます。

アイソン

10月01日(火)15:27 月が火星の南06゚39.1'を通る
10月02日(水)      未明〜明け方、細い月とレグルスが並ぶ
10月03日(木)19:46 月が赤道通過、南半球へ
10月04日(金)06:27 天王星がうお座で衝(光度5.7等、視直径03.7")
10月04日(金)21:00 木星とふたご座δ星ワサト(3.5等)が接近(00゚06.5')
10月05日(土)09:35 新月

日没後の西の低い空で細い月と土星、水星が接近
10月上旬は日没後の西の空で金星が目立ちますが
その右下のあたりで土星と水星が接近しているのが見えます。
低い方が水星。
7日には月齢2の細い月が接近、8日には土星と水星が最接近し
夕焼けの中で美しい光景となるでしょう。
月は翌8日には金星と接近します。
水星は日の入り40分後には高度3度未満とかなり低いので
西の空のひらけたところで見てみましょう。
 
10月07日(月)xx:xx   細い月と水星、土星が接近 
10月07日(月)07:28 月が水星の北02゚50.6'を通る
10月07日(月)13:11 月が土星の南01゚55.6'を通る

日没後の西の空で細い月と金星が接近
10月7日に西の空で水星と土星と接近した月が
翌8日には金星と接近します。
月は少し太って月齢3に、高度は10度以上まで高くなったので
前日より余裕をもって眺められるでしょう。
金星はさそり座の頭の先あたりにあり
少し左には1等星アンタレスが赤く輝いています。
 
10月08日(火)xx:xx  細い月と金星が接近
10月08日(火)11:58 寒露(太陽黄経195゚)
10月08日(火)16:30 土星と水星が最接近(04゚58.1')
10月08日(火)21:07 月が金星の北04゚39.6'を通る
10月09日(水)02:xx  10月りゅう座流星群が極大(出現期間10月7日〜10月11日)
10月09日(水)19:11 水星が東方最大離角(25゚20.4'、光度0.0等、視直径06.7")
10月10日(木)08:50 月が最南(赤緯-19゚32.2')

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火星とレグルスが大接近
10月中旬、未明から明け方の東の空に見えている火星が
しし座の1等星レグルスと大接近。最接近は16日には1度(満月2個分)まで近づく。
火星は1.6等、レグルスは1.4等と似たような明るさで
火星の赤色がきわだって見えるでしょう。

金星とアンタレスが大接近
10月中旬、日没後の西の空でひときわ輝く金星のすぐそばに
さそり座の赤い1等星アンタレスが見えます。17日には2度以内まで最接近。

10月11日(金)03:37 水星が土星の南05゚23.9'を通る
10月11日(金)08:14 月の距離が最近(0.962、36万9813km、視直径32.3')
10月12日(土)08:02 上弦(日没ごろに南の空に見え、夜半ごろ西の空に沈む)
10月13日(日)11:36 月と小惑星ジュノーが最接近(00゚51.3')
10月15日(火)14:31 月が海王星の北05゚45.7'を通る
10月15日(火)20:15 火星とレグルスが接近(00゚56.3')
10月16日(水)15:38 木星が西矩(ふたご座、光度-2.3等、視直径39.3")
10月16日(水)18:39 月が赤道通過、北半球へ

9月の中秋の名月の次は、10月の後の月見。
10/17の十三夜が後の月見です。
この日には月見だんごの他に栗や枝豆をお供えします。
中秋の名月を見て、後の月を見ないのは片見月といって縁起が悪いとされています。
中秋の名月を見た方はこちらも眺めてくださいね。
天体望遠鏡で見るのもよし、望遠レンズで覗くのもよし、ぼ〜っと眺めるのもよし。
秋のひとときを月を眺めて過ごしてみませんか。
そして宇宙を身近に感じてください。

ふたつの名月の形の比較(2011年の場合) 
 
中秋の名月                
tyuusyuumeigetu

十三夜の月(栗名月)
kurimeigetu

10月17日(木)xx:xx  十三夜(後の月)
10月17日(木)08:00 金星とアンタレスが接近(01゚31.2')
10月18日(金)06:22 月が天王星の北03゚20.8'を通る
10月18日(金)13:40 火星とC/2012 S1アイソン彗星が最接近(00゚55.'2)
10月19日(土)08:38 満月(ヨーロッパ方面で半影月食)次の満月は11月18日
10月20日(日)14:46 秋の土用(太陽黄経207゚)

10月21日ごろ、オリオン座の右腕のあたりに放射点を持つ
オリオン座流星群の活動がピークになると予想されています。
ハレー彗星の通り道を毎年この時期に地球が通過し
そこに残されていたちりが地球の大気にとびこんで
上空100km前後で発光して見えます。
流れ星の中心となるオリオン座が高く昇るのは深夜ごろ。
満月2日後の明るい月の光を目に入れないように
空を広く見わたしながら眺めてみましょう。
 
10月21日(月)     オリオン座流星群が極大のころ(出現期間10月10日〜11月5日)
10月21日(月)02:12 準惑星エリスが衝(くじら座、光度18.7等)
10月21日(月)23:53 水星が留(赤経15h00.1m)

10月22日(火)         深夜〜翌23日明け方、月とアルデバランが接近
10月23日(水)15:10 霜降(太陽黄経210゚)
10月23日(水)18:13 月が最北(赤緯+19゚30.6')
10月25日(金)23:24 月の距離が最遠(1.052、40万4556km、視直径29.5')
10月26日(土)07:03 月が木星の南05゚05.5'を通る
10月27日(日)08:40 下弦(夜半に東の空から昇り、明け方に南の空に見える)
10月29日(火)     明け方、月とレグルスが並ぶ
10月29日(火)06:02 水星が土星の北04゚05.7'を通る
10月30日(水)      未明〜明け方、月と火星が並ぶ
10月30日(水)09:55 月が火星の南06゚26.1'を通る
10月30日(水)20:40 土星と水星が最接近(03゚31.3')
10月31日(木)04:51 月が赤道通過、南半球へ

今月は目立って大きな天文現象はありませんが
8日に夕空で見られる宵の明星と細い月の接近
中旬に明け方の空で見られる火星とレグルスの大接近。
どちらも肉眼で楽しめます。

宵の明星と細い月
日が沈んでしばらくすると、西の空に宵の明星の金星が一番星として見え始めます。
秋の夕暮れ空で美しくまぶしく輝いているこの星に
8日には月齢3の細い月が並びます。
太陽や一部の人工衛星を除けば、月と金星は空に見えるもっとも明るい天体です。
この2つが並ぶのですから、美しい光景にならないはずがありません。
神話ではどちらも女神(ギリシャ神話ではアルテミスとアフロディーテ
ローマ神話ではディアーナとウェヌス)ですから
夕空で二人が美しさを競っているようにも思えます。
女神の共演(競演)は、肉眼でもじゅうぶん楽しめます。
双眼鏡を使うと、月の暗い側がぼんやり光って見える地球照が
肉眼よりもはっきりとわかるでしょう。当日は、帰宅途中などに
ほんの数分だけでも、西の空に目を向けてみてください。
あらかじめ絵になるランドマークなどを探しておいて
地上風景とともに写真に収めるのもオススメです。

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明け方の空で赤青星の共演
夕空だけでなく、明け方の空でも見逃せない現象があります。
赤っぽく輝く惑星、火星が、青白く光る「しし座」の1等星レグルスに大接近します。
「しし座」は春に見やすい星座ですが、10月にはもう明け方の空に姿を見せ始め
東の地平線から勢いよく空へと駆け上がっていくように見えます。
その獅子の心臓の位置に輝く1等星レグルスは、表面温度が
1万度以上もある高温の星で、その高温のため青白く輝いています。
次回、火星がレグルスに接近するのは2015年の9月末になります。
つまり、今回を見逃すと2年後までチャンスがありません。
「単なる接近」と言えばそれまでですが、それほど頻繁には起こらない
ということを知れば、ちょっと頑張って早起きしてみようと思えるかもしれません。

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 参考サイト
アストロアーツ 
国立天文台 
つるちゃんのプラネタリウム 
Nikon | 星空案内 |  


moon_sepia 月の満ち欠けのカレンダー

月相カレンダー   明け六つ暮れ六つ計算

2013年10月 月暦

新月 *   5日 09:34
上弦 * 12日 08:02
満月 * 19日 08:38

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Posted by sara1116 at 15:38│Comments(0)clip!月の暦