2014年09月29日

2014年10月☆星空情報と月見暦 

日を追うごとに夜が長くなるこの時季の星空...☆.。.:*・
10月になるといよいよ秋も本番を迎えます。

1024-768s
 
気候もすっかりよくなり、何をするにも快適な季節です。
夏の大三角が西の空へと移動し、南の空には
明るい星があまり見られず、少しさびしく感じられますが 
日本列島は、大型の移動性高気圧に覆われる日が多くなるため
晴れた日が多くなる上に、透明度が高くなってきて
天体観測をするにはもってこいの季節となります。
美しい星空のもとで、秋の夜長を楽しんでみませんか。

10月の星空

この季節の目印は、南の空高い場所に見られる四角形で
「秋の四辺形」と呼ばれます。これはペガスス座の中の星並びで
周辺には、アンドロメダ座、ペルセウス座
カシオペヤ座、ケフェウス座、くじら座など
ギリシャ神話でつながる星座たちが位置しています。
頭の中で物語を描いて星座をたどると、古代ギリシャの人々の思いに
触れることができるかもしれません。
北東の空低いところには、冬の星座の星であるカペラが明るく輝きます。
また10月中旬から11月上旬は「オリオン座流星群」が見られる時季でもあります。
最もたくさんの流れ星が見られる「極大日」は10月22日(水)です。
今年は新月に近いため、好天に恵まれれば
流れ星を見るには絶好の機会になるでしょう。

topics01-l

10月8日(水)は今年最注目の天文現象、皆既月食。
日本では3年ぶりに良い条件となり、皆既のはじめから終わりまで見られます。
月食は地球の影に満月が隠されることで起こりますが
一部だけ隠されるのを「部分月食」
満月がすっぽりと全て影に隠されるのを「皆既月食」といいます。
地球の大気の影響で皆既中の月が赤く染まるのも見どころ。
この月食を見るために特別な道具は必要なく
肉眼で欠けていく様子や赤い月を楽しむことができます。

皆既月食を観察しよう 「星空の散歩道」

photo_thumb

【特集】2014年10月8日 皆既月食
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2014/10/08b/index-j.shtml 

10

pin410月の主な天文情報

 1日(火) 月が最南(赤緯-18゚31.6')
 2日(水) 上弦。 
 6日(日) 十三夜の月 (後の月)。 月が海王星の北04゚38.4'を通る。 
       月の距離が最近(0.943、36万2476km、視直径32.5') 
 7日(月) 月が赤道通過、北半球へ
 8日(火) 満月。 次の満月は11月7日。
       皆既月食(日本全国で観察できる)  
       月が天王星の北01゚11.4'を通る
 9日(水) 10月りゅう座流星群が極大(出現期間10月7日〜10月11日)
12日(土) 深夜〜翌13日明け方、月とおうし座のアルデバランが接近。 
       くじら座U星が極大(6.8〜13.4等、周期235日) 
       はくちょう座RT星が極大(6.0〜13.1等、周期190日)
16日(木) 下弦。 
18日(土) 月が木星の南05゚22.8'を通る。 月の距離が最遠(1.053、40万4902km、視直径29.4')
19日(日) 夜明け前、月とレグルスが近づく。 しし座R星が極大(4.4〜11.3等、周期310日)
21日(火) このころ、オリオン座流星群が極大(月明かりがほとんどなく、条件が良い) 
       月が赤道通過、南半球へ
22日(水) オリオン座流星群が極大のころ(出現期間10月10日〜11月5日) 
23日(木)  月が水星の南00゚43.2'を通る
24日(金)  新月。 月が金星の南00゚04.1'を通る。
25日(土) 夕方、細い月と土星が接近。 水星が留 / 金星が外合。
26日(日) 月が土星の北01゚00.9'を通る
28日(火) 月が最南(赤緯-18゚32.4')。月が火星の北06゚32.0'を通る。
       火星と干潟星雲が大接近。夕方〜宵、細い月と火星が並ぶ。
29日(水) カシオペヤ座RZ星が極小
31日(金) 上弦

◆こよみ用語解説
最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語についての解説。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/phenomena.html 


皆既月食img_20141008

10月8日 日本全国で観察できる皆既月食
月食は、満月が地球の影に入り込む現象です。
今回は、地球の影にすっぽりと入り込む「皆既月食」になり
2014年で2度目の月食になります。
19時24分に始まり、その後1時間ほど皆既状態が継続します。
この時、月は全く見えなくなるわけではありません。
その理由は、地球に空気があるからです。
太陽の光が地球の大気を屈折しながら進んで月をほのかに照らし、
「赤銅色」という月食特有の神秘的な輝きになります。
その色や明るさは、地球と月の位置関係や
地球の大気状態などによって毎回異なります。
前回の月食では日本からは一部の地域からしか見られなかったのですが
今回は全国で見られます。

lunaoccl4
 
石垣島以西では 月出帯食(月食で月が欠けたまま地平線から昇ってくること)になります。
東京の場合だと月の出が17時7分で、それからおよそ1時間後に
月の左下側から欠け始めます。高度は13度ほどと低いめですが
欠け方が大きくなるにつれて高度が上がってきて観測条件が良くなります。
皆既月食は19時24分に始まります。その後はちょうど1時間ほど皆既状態が継続します。
最大食分は1.1659で皆既月食としては中くらいです。
その後は左側やや上あたりから復帰し始めて、1時間10分で元の満月に戻ります。

このように日本で条件よく皆既月食を観察できるのは
2011年12月10日以来のことです。

●月食の経過は次のとおり (日本全国で同じ時刻です)。

  部分食の始め  18時14.5分
  皆既食の始め  19時24.6分
  食の最大      19時54.6分
  皆既食の終わり 20時24.5分
  部分食の終わり 21時34.7分

多くの方が観察しやすい宵の口に起こる皆既月食です。 
また、皆既月食の時間もおよそ1時間あり、チャンスは、なお広がります。
次の日本で見れる皆既月食は2015年4月4日です。

zoom

zoomwide

全国の宵の空で、赤銅色に変わる満月が楽しめます。
月食とは太陽・地球・月の順に一直線に並んだ時におこる現象で
月が赤銅色に輝きます。この時の明るさや色は
地球の大気の状態によって変わりますので
今回はどのような色に変わるのか楽しみです。

moonec_20141008

月食のそれぞれの区切りの時間は全国共通ですが
月が見える場所は西日本ほど低くなります。

部分月食(ぶぶんげっしょく)
月の一部分だけが本影に入る月食です。

皆既月食(かいきげっしょく)
月が地球の本影の中にすっぽり入ってしまって、月全体が暗くなる月食です。
皆既月食の時は
半影月食→部分月食→皆既月食→部分月食→半影月食の順に進んでいきます。

半影月食(はんえいげっしょく)
月が、薄い半影の中だけを通過する月食です。
目ではよくわからなくて、写真を撮ると月の一部が暗くなっているのが分かります。 

皆既月食20141008_01_astro-thumb-250x220-15827

月食の経過や月の見える方向、観察方法、月食が起こる仕組みなどの
詳しい情報については、国立天文台ウェブサイトの解説ページをご覧ください。
また、国立天文台では、多くの皆さんにこの月食を観察していただくための
観察キャンペーン「皆既月食を観察しよう 2014」を月食当日の夜に実施。

 ▽皆既月食 2014年10月8日
 ▽「皆既月食を観察しよう 2014」キャンペーン
 
20051017210837

月食が起きている時間帯に月が地平線の上に見えてみる場所でしたら
日本中どころか、世界中のどこでも同じ月食を見ることができます。
見る物も月なので、天文台などの特別な場所に行かなくても
自分の家から十分見られます。
でも、月食の途中から月がのぼってくる場合や、反対に
途中で沈んでしまう場合もあるので、地域によって
月食のどの部分が見られるかは違います。

【東京シティビュー】
2014年最大の天文現象「皆既月食 観察会」10月8日開催
https://www.mori.co.jp/company/press/release/2014/08/20140811110000002833.html

eclipse_uranus

皆既月食が起こる8日の夜、欠けた月の近くに別の天体が並んでいます。
太陽系の第7惑星、天王星です。並んでいるといっても
もちろん見かけ上のことで、実際には天王星のほうが約7800倍も遠くにあります
(地球〜月:約36.6万km、地球〜天王星:約28.4億km)。

天王星の明るさは5.7等級で、双眼鏡があれば町中でも
意外と簡単に見つけられますが、目印がなければ
どれが天王星なのか判別するのは困難です。
また、並んだ月が目印になるとはいえ、普通は月が明るすぎるために
天王星の光をかき消してしまいます。
ところが8日は月食なので、月の明るさがかなり抑えられ
天王星を見つけるちょうどよい目印となってくれます。
月の模様や月からの離れ具合を確かめながら
双眼鏡で探してみてください。
皆既中の夜8時前後が一番見つけやすいでしょう。

moonline_b

sky-l


10月9日 10月りゅう座流星群
この流星群は、「10月りゅう座流星群」とされていますが
母天体の名前をとって「ジャコビニ流星群」とも呼ばれています。
この流星群は比較的ゆっくり(といっても一瞬ですが)流れるのが特徴で
印象的な流れ星が見られるといわれています。極大時刻は通常は10月9日頃ですが
今年は7日04時頃にピークがあるとも言われています。
ただ、もともと出現は期待できず、その数は1時間あたり最大で数個以下と予想されます。
一晩中月が見えるので条件はあまり良くありません。 

10月12日 月とアルデバランが接近
アルデバランといえば、おうし座で光るオレンジ色をした1等星。
おうし座は冬の星座のトップバッターの一つですから、この時期の21時ごろでは
まだ東の空から昇ってきたところです。
月とアルデバランが最も近づくのは18時過ぎ頃です。
東京では0.6度強まで近づく大接近となるのですが、残念ながら
地平線下にあるため観測することはできません。
実際に見ることができる21時ごろでは、1.9度まで間隔が開いています。
肉眼では月からそれほど遠くない位置で、星がプチッと光っているのがわかるでしょう。

topics02-l

10月18日 月と木星が近づく
木星は7月25日に合となってから、3ヶ月弱がたちました。
この間、木星は夜明け前の空でどんどんと高度を上げ
ずいぶん観測しやすくなってきました。
となると、月との接近が毎月見られそうなものですが、月の通り道が
木星から少し離れていることもあって、なかなか思うように近づいてくれません。
10月18日は月と木星が近づきます。

月と木星・レグルスの接近。
日の出前の東の空には木星が輝いています。
木星の近くにはしし座の1等星レグルスも見えます。
17日から20日にかけては、木星とレグルスのそばを
下弦を過ぎた月が通り過ぎていきます。月が木星にいちばん近づくのは18日、
レグルスに近づくのは19日です。
早起きをして、明るい木星と月が並ぶ美しい光景をご覧ください。
何日間か観察を続けると、月が形を変えながら、星々の間を
日々動いていく様子がよくわかります。
最も近づくのは7時半ごろですが、5.7度までしか近づきません。
しかもこの時間帯は太陽が昇っていますので観測することはできません。
実際に観測できるのは18日の夜明け前です。
たとえば早朝4時ごろですと、両天体の間隔は5.8度強と少しだけ間隔が広がっています。
月齢は23.5ですから、三日月以上、半月以下といったところでしょうか。
今後、月と木星の接近を調べてみたところ、2015年の後半まで
5度以内に近づくことはありません。
ですから当分は、少し距離を置いた接近が続きそうです。 

オリオン座流星群img_20141022

10月22日 オリオン座流星群極大
近年のオリオン座流星群は過去と比べて活発に活動する年があり
話題になる年も多くなりました。
例えば2006年には1時間当たりに最大で100個も出現しましたし
翌年にも同レベルの流れ星を数えることができました。
その後も例年より多くの流れ星が見られる状態が続きましたが
2010年を最後にオリオン座流星群のダスト・トレイルは
地球の軌道から外れたそうで、最近の出現数は落ち着いてきています。

冬の星座としておなじみのオリオン座。10月下旬には夜更けの空に昇ります。
24日が新月のため好条件で観測できます。
2014年のオリオン座流星群は、極大が10月22日の深夜2時頃になります。
この時間帯は、輻射点のあるオリオン座が南東の空で高い位置にきていて好条件です。
また、22日2時の月齢は27.4です。2日後が新月という細い月ですし
多くの地域で月の出は4時台ということで観測にはほとんど影響がありません。
条件さえ整えば、1時間あたりに最大で20個くらい観測できそうです。
また、極大日から前後数日間は、高原状にピークが続きます。
10月22日の深夜に観測することができなくても、あきらめずに
日をずらして観測するのが得策です。痕を伴った速い流星をご覧になってください。

オリオン座20141022_astro

いつ見られる?
オリオン座流星群が見られる期間(活動期間)は10月10日〜11月5日頃です。
今年最も多く流れると予想されている極大を迎えるのが、10月22日です。
どれくらいの数の流星が流れる?
町明かりや月明かりの影響のない晴れ渡った空で、極大前後で1 時間あたりに
30個ほどの流星を見られると予想されています。(参考:『天文年鑑2014』誠文堂新光社)
どうやって見る?
放射点を中心に空全体を眺めるようにして観察することがポイントです。
また、街明かりの影響が少なく、空の開けた場所を事前に見つけておきましょう。
極大の10月22日は新月となりますので、月明かりのない好条件で観察ができます。
22時頃にはオリオン座が東の空から昇ってきます。

10月24日 部分日食(北アメリカで部分日食)
日食は、太陽の前を月が横切り、太陽が隠される現象です。
部分日食は、月で太陽がすべて覆い隠される事はなく
太陽の前を月がかすめて行くように見えます。
太陽全体が見えなくなる「皆既日食」、太陽が輪っかのように見える「金環日食」、
太陽の一部が欠けて見える「部分日食」があります。今回は日本からは見られません。
北米などで見られます。今度、日本で見られる部分日食は
2016年3月9日お昼頃に部分日食が全国各地で見る事が出来ます。

10月25日 細い月と土星が接近
10月25日の夕方、西の空で月齢1の細い月と土星が接近しているのが見えます。
日の入り30分後の月の高度は5度未満と低いので
西の空がひらけた場所で見てみましょう。双眼鏡で極細の月を見つけたら
その左上を探すと土星があります。次回は12月20日に大接近。 
 
月と土星


10月28日 火星と干潟星雲が大接近、月も近づく
火星は先月、9月28日にさそり座のアンタレスへ3度あまりまで近づきました。
赤い星どうしの接近ということで話題になったのは記憶に新しいところです。
その後も火星は東進を続けており、いて座に入っています。
そんな折、火星は10月28日にM8へ最大0.6度まで近づきます。
M8といえば干潟星雲として親しまれ、双眼鏡でも気軽に楽しめる
散光星雲として人気がある天体。M8は空が暗い場所なら肉眼でもわかりますが
できれば双眼鏡を使ってすぐそばを通り過ぎていく火星といっしょに楽しみましょう。
この日は月が火星に近づいています。
18時半ごろですと、月と火星の間隔は6.2度です。
接近といえるような距離ではありませんが、低倍率の双眼鏡なら
同一視野になんとかおさまる間隔です。
月齢は4.5で少しまぶしいですが、月と火星と干潟星雲という
三つの天体を同時に楽しまれてはいかがでしょうか。

11月1日水星が西方最大離角を迎えます。
10月の終わりから11月上旬にかけては
水星の高度が高くなり、観察の好機を迎えます。
日の出の1時間から30分くらい前の、空があまり明るくならないうちに、
東の空が開けた場所で、地平線近くを探してみましょう。
双眼鏡を使うと、水星を見つけやすいでしょう。
(双眼鏡で太陽を見ないよう十分注意してください。) 

midnight

深夜ともなれば気温もかなり下がります。
空気の冷たさからも東の空の星々からも、一足早く冬を感じられそうです。
深夜の星空散歩は真冬の格好で、暖かくしてお楽しみください。

参考サイト

国立天文台 | ほしぞら情報
AstroArts : 星空ガイド
Nikon | 星空案内 | 
星空ガイド 
つるちゃんのプラネタリウム
パレットおおさき
kenko-tokina 天文イベントをチェック!
天文現象 - 大崎生涯学習センター
星空入門
星の子館

moonline_b

月暦

 0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_icon_moonsilver2014年10月の月暦 ☾*
 
 上弦 *    2日 04:32
 満月 *    8日 19:50
 下弦 * 16日 04:12
 新月 * 24日 06:57
 上弦 * 31日 11:48

月相カレンダー   明け六つ暮れ六つ計算

8日は皆既月食。月が欠けて見えるのは夕方6時過ぎから夜9時半ごろまで。
その間の7時半から8時半ごろが、月が完全に地球の影に入ってしまう皆既食です。
日本で見やすいものとしては約3年ぶりの現象です。
秋の澄んだ夜空に浮かぶ、赤く丸い月を見上げましょう。

intro 

moonl_s 
 
秋の長雨が終わると澄んだ夜空に美しい月の姿が戻ってきます。
年間を通して雨や曇りの多い日本では
この時期が最もお月見に適しているとされています。
満月時の月の高度は冬至の頃に最も高くなりますが
気温が低すぎたり、見上げるのには高すぎたりします。
夏の暑さと湿った空気が去って、程良い高さに昇る秋の月が
最も愛されてきました。
虫の音を聞きながら月を見上げて秋の訪れを感じられそうです。

旧暦の8月15日の「中秋の名月」は中国から伝わったもので
「中秋の名月」の頃には日本は9月で
ちょうど台風が多い時期に重なってしまいます。 
名月を見られないことも多くあったため、旧暦の9月13日の月…
つまり「十三夜」の月を見るという風習が日本独自に考え出されました。
 「十三夜」は現在の暦ではたいてい10月となるため、秋晴れとなることが多く
月の輝きがとても美しくなる頃合です。 この時期に栗や豆が収穫されることから
「栗名月(くりめいげつ)」や「豆名月(まめめいげつ)」と呼ばれることもあります。   
地方によっては、「中秋の名月」か「十三夜」のどちらか一方でお月見をすることは
「片月見」や「片見月」と呼び、 縁起が悪いとされることもあるようですので
晴れて両方の名月が楽しめることを期待しましょう。

jusanya2013-thumb-550x366-4693

pin410月6月 十三夜の月

十三夜の月(栗名月)
名月といえば中秋の名月が有名ですが、もう一つ別の名月が存在します。
それは十三夜の月と呼ばれるもので、旧暦9月13日に見られる月のことです。
十三夜の月は満月よりも少しだけ欠けており、それが趣があっていいのです。

十三夜の月(十三夜月、栗名月)とは
中秋の名月は皆さんもご存知でしょうが
実は中秋の名月の翌月にはもうひとつの名月があります。
これは十三夜の月や十三夜月と呼ばれています。
また、後の月と呼ばれることもあります。
中秋の名月は旧暦8月15日に見える月のことですが
十三夜の月は旧暦9月13日に見える月のことです。
現在の暦でいうと10月頃になりますが、ちょうどこの頃は
栗が実る時期であることから、栗名月と呼ばれることがあります。

large

中秋の名月と十三夜の月というふたつの名月がありますが
片一方だけしか見ないのは「片見月」といって、良くないこととされています。
中秋の名月は十五夜の月で満月頃となりますが
栗名月は十三夜の月ですから月齢12で満月よりも少し手前。
満月よりも少しだけ欠けた月を見るというのも
また趣きがあっていいのかもしれません。
といっても、気をつけて見ると満月よりもちょぴり欠けているのが
確認できる程度で、それほど大きな違いはわからないでしょう。

十三夜の月はそれほど有名というわけではありませんが
中秋の名月とともに、ふたつの名月を見比べてみられてはいかがでしょうか。
片見月とならないように。

MG_4324

「十三夜 観月会」

ホテルサイプレス軽井沢
お月見ツアーin熊野皇大神社 9/8 十五夜 10/6 十三夜

東京都 調布市 第16回 深大寺十三夜観月会 
日時:10月6日(月) 18:00〜19:30 
場所:東京都調布市深大寺元町5−15−1
お問合せ:042−486−5511
詳細WEB

東京都 向島百花園の「十三夜」 
日時:10月6日(月)
9:00〜21:00(最終入園は20:30まで)
栗名月を楽しむ:13:00〜14:30 料金:1,000円
月光浴を楽しむ:16:00〜20:30 無料・事前予約先着25名
場所:東京都墨田区向島3丁目
お問合せ:03−3611−8705
詳細WEB

東京都 小金井市 第47回小金井お月見のつどい 
日時:10月4日(土)〜5日(日)  12:00〜20:00、〜19:30  
場所:東京都小金井市 都立小金井公園・たてもの園前
お問合せ:042−387−9831
詳細WEB


tukimi01


★天文記念日

10月04日 宇宙開発記念日 
 
10月10日 空を見る日
長野県の文化グループ「信濃にやか」が制定。
10月10日午前10時10分に日本中で空を見上げて、その美しさを語り合おうと提唱。
日付は東京オリンピックの開会式が行われた日の青空の美しさからと
10をテン(天)と読む語呂合わせから。

10月15日 グレゴリオ暦制定記念日 
 
10月25日 民間航空記念日 
1951年(昭和26年)の10月25日、戦後最初の国内民間航空として誕生した
日本航空が運行を開始した。この日の一番機の名は、「もく星号」。
 

【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】絶景!天体観測星空ミュージアムガイド
絶景!天体観測星空ミュージアムガイド 

【新品】【書籍・コミック 医学・科学・技術】わかる!星空の楽しみ方 天体観望入門
わかる!星空の楽しみ方 天体観望入門 

秘密指令月をめざせ! : 天体の話 : 理科-【電子書籍】
秘密指令月をめざせ! : 天体の話

【送料無料】 星空さんぽ / 星空さんぽ編集部 【ムック】
星空さんぽ / 星空さんぽ編集部

【送料無料】 星空散歩 西はりま天文台発 / 西はりま天文台(兵庫県立) 【単行本】
星空散歩 西はりま天文台発 

blogram投票ボタン 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 くる天 人気ブログランキング


月時館 Tsukijikan* 
† 月の神秘と魅力に惹かれ月と戯むる †


Facebookページ


ソーシャルメディアアイコンメーカー
facebooktwitterrss



 
Posted by sara1116 at 22:00│Comments(0)clip!月の暦