2014年10月31日

2014年11月☆星空情報と月見暦 

11月は日暮れが早く、空は澄んでおり
また晴れの日も多く、本格的寒さはまだ。星を見るには良い季節です。
夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。
ただ、11月後半ともなると夜間はかなり冷え込むようになってきます。
おまけに夜露もついて、天体観測にはつらい季節が近づいてきました。
防寒対策はしっかりとして、途中で退散…なんてことにならないようにしましょう。

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11月の天象 
 宵の空に火星が見える
 宵の空に、先月24日に外合となった金星が低い
 宵の土星は19日に合となり、明けの空に移る。
 明けの空に木星が見え、19日に西矩。
 明けの空の水星が、1日に西方最大離角で見やすい。

1日。明け方の東の空で水星が西方最大離角を迎えます。
午前5時半の東京における地平選好度が11.1°で
水星としてはかなり高い位置になりますので
空がよく開けた場所で、できれば双眼鏡を使って東南東の空を探してみましょう。

18日のしし座流星群極大は、下弦を過ぎた月がありますが条件はまずまずです。
母天体のテンペル・タットル彗星は前回の回帰から10年以上が経過し
2014年には遠日点通過を迎え遠く離れています。
このため流星群の活動は低下しており大出現などは期待できません。
それでもある程度の出現は期待でき
痕が残る高速の流星を見かけたら、しし座流星群の流れ星です。 

頭の真上近くには「秋の四辺形」、東の空には「オリオン座」の四辺形。
秋の星座から冬の星座へ、主役交代の時期です。
今月は大きな天文現象はありませんが
暖かい服装で星々や星座を楽しみましょう。

11

11月の主な天文情報

 1日(土) 水星が西方最大離角(明け方、東の低空に見えます):21時39分(-0.5等,離角18°40)
 3日(月) 月が最近 9時29分(視直径32分28秒)
 5日(水)後の十三夜(閏9月13日・二度目の十三夜月) 。 この頃、夕方に水星とスピカが接近。
 7日(金) 満月。立冬(こよみの上で冬の始まり)
 8日(土) 宵〜翌9日未明、月とアルデバランが大接近。
       おうし座 δ(4.8等)の星食(出,東京):24時6分。
15日(土) 下弦(夜半に東の空から昇り、明け方に南の空に見える)
       未明〜明け方、月と木星が並ぶ。
       月が最遠:10時56分(視直径29分33秒)
16日(日) 未明、月とレグルスが並ぶ。
18日(火)  しし座流星群の極大(条件良):7時
19日(水)  土星が合:6時13分
       木星が西矩:17時6分
20日(木) 未明〜明け方、細い月とスピカが接近。
22日(土) 新月(下弦〜新月は夜空が暗く、星がよく見えます)
       小雪:18時38分。太陽の黄経が 240度 
26日(水) 夕方〜宵、細い月と火星が並ぶ。
29日(土) 上弦(日没ごろに南の空に見え、夜半ごろ西の空に沈む)

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11月上旬 
金星が夕方の西の空で宵の明星となって姿をあらわします。
 
10月24日太陽の向こう側にまわって外合となった金星。
夕方西の空で宵の明星となってあらわれています。
この後、少しずつ光度も上がり見やすくなっていきます。
2015年1月上旬には水星と並んで見えるので、さらに楽しめます。

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水星を観察しよう
 
水星が1日に西方最大離角を迎えます。
そのため、月初から10日頃までは水星の高度が高くなり
観察の好機となります。
日の出の1時間から30分くらい前の、空があまり明るくならないうちに
東の空が開けた場所で、地平線近くを探してみましょう。
双眼鏡を使うと、水星を見つけやすいでしょう。
(双眼鏡で太陽を見ないよう十分注意してください。)

11/1 水星が西方最大離角
年間通して3回あるうちの西方最大離角のうちで
もっとも良い条件で観察することができます。
日の出の1時間前、午前5時ごろ東天低い位置
(5度から6度くらいの場所)に見えますが、朝もやがかかっている場合は
肉眼では探しづらいので、双眼鏡で探すことをおすすめします。
高度が上がるのを待っていると空が白みだし
あっという間に日の出を迎えてしまいます。
少し早起きをして東の空低く昇ってくる水星を見つけましょう。

[ 西方最大離角 ]
地球より内側をまわっている内惑星である水星は
太陽の光を受けて三日月のように欠けたり半月形や満月形にも変化します。 
こうした満ち欠けとともに見かけの大きさや明るさも変化します。
太陽の西側にもっとも離れているときのことを「西方最大離角」といいます。
太陽の光が水星の半分にあたり、地球からはその様子を
真横から見ている状態になるので水星の形は半月状になっています。
つまり水星の昼と夜の部分を見ていることになるのです。

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明け方の空に水星
太陽系の惑星のうちもっとも内側を公転している水星は
見かけ上、常に太陽の近くにあります。
そのため、夕方に太陽が沈んだ直後の西の低空か、明け方に
太陽が上ってくる直前の東の低空にしか見えません。
こうしたタイミングの時には空が明るく、低空は透明度が悪いこともあり、
水星を見つけるのはかなり困難です。

水星を見つけやすいのは「最大離角」という
太陽からもっとも離れた時期のころです。
とくに、太陽からの離れ方が地面に対して大きく傾くような
(垂直に近いような)位置関係のときには高度が比較的高くなり、
思った以上に水星がよく見えます。
この11月の明け方は、まさにそういうチャンスです。
水星を見る条件としては最高と言えるでしょう。

※水星が見える方角は東ですが、太陽の西側に離れていることから
今回のようなタイミングを「西方最大離角」と呼びます。
夕方の西の空で最大離角となる場合には「東方最大離角」です。
ややこしいですね。

条件が良いとはいえ、日の出前の薄明るい空の中で目印もなく
水星を見つけるのはやはり少々難しいかもしれません。
コンパスなどで方位をよく確かめ、できるだけ
見晴らしのいいところで探してみましょう。
スマートフォンの星図アプリには、水星が見える位置を表示する
機能が付いているものもありますので、お持ちの方は活用してみてください。
また、双眼鏡があると水星を見つけやすくなります。
近くに「おとめ座」のスピカがあるのも見えるかもしれません。

早起きが辛い時期になってきていますが、水星を見たことがない方は
ぜひこの機会にご覧ください。 

月と1等星

月と1等星
月は町中でも簡単に見つけられる、とても明るい天体です。
また、1等星も明るいので、これも町中からでも見やすい星です。
こうした明るい天体同士が並んでいると人目を引く光景となり
見つけることができれば、とくに星空に興味がなくても
嬉しい気持ちになれるものです。

全天には21個の1等星があり、そのうち日本(本州付近)では
15個が見やすいものですが、そのすべてが月と並んで見えるわけではありません。
天球上で月が動いていく軌道を「白道(はくどう)」と呼びますが
この白道の近くにある1等星だけ、月と並ぶ可能性があります。
そのチャンスがあるのは「おうし座」のアルデバラン、「しし座」のレグルス
「おとめ座」のスピカ、そして「さそり座」のアンタレスの4つだけです
(年によっては「ふたご座」のポルックスも含まれます)。

月は約27.3日周期で公転しているので、ある同じ1等星との接近も
およそ27日ごとに起こります。とはいえ0.3日前後のずれが生じるため
接近が見える時間帯(宵、深夜、明け方)は毎回変化しますし
日中であれば見えなくなります。最接近のタイミングで見えるとは限りませんから
月と1等星との間隔(離れ具合)も、毎回異なります。
さらに、月の満ち欠けの周期は約29.5日で、公転周期とは2.2日ほど差があります。
つまり、同じ1等星との接近ごとに、月の形も異なるということになります。

見える時間帯、間隔、月の欠け方が毎回異なることに加えて
空の様子(雲や風など)や町の様子なども考えると
同じ「月と1等星の接近」を見ることは、二度とないと言えるでしょう。
その接近を見ている自分の心境もまた、毎回異なるはずです。
そう思うと、単に並んでいるだけの月と1等星であったとしても
ちょっと特別なものという感じがするのではないでしょうか。
町中で気軽に見える現象でありながら、特別感も味わえる。
月と1等星が並んでいるときには、そういったことを思い出してみてください。 

141118

毎年11月上旬には「おうし座流星群」が活動しています。
また18日前後には、「しし座流星群」の活動がピークになります。

おうし

11月上〜中旬 おうし座南北流星群
おうし座流星群は11月上旬から中旬にかけて極大となる小さな流星群。
流星のもととなるチリを撒き散らす母彗星は「エンケ彗星」という
3.3年という短い公転周期の彗星です。
ときおり明るい火球が流れることもあるので、楽しみな流星群でもあります。
極大時刻がハッキリとしていない流星群で11月中見られますので
輻射点のプレアデス星団を見上げるときに意識して見てみましょう。
このおうし座南北流星群の活動期間が長いのは、短い公転周期で
何度も公転している彗星のチリの帯が広がっているからと推測されています。 

[ プレアデス星団(すばる) ]
おうし座南北流星群の輻射点の目印にもなるプレアデス星団は
肉眼でも5-7個、双眼鏡を使えば
数十個の青白い星が集まっている「散開星団」です。
若く高温の星々が明るく輝き、星の間に漂っているガスに
星の輝きが反射をして幻想的で見応えのある天体です。
おうし座南北流星群はピークがハッキリしない流星群ですので
おうし座のプレアデス星団やヒヤデス星団などを鑑賞しながら
気長にのんびりと楽しむのも良いでしょう。 
 
ししざ

11/17〜18頃  見ごたえ十分★しし座流星群
火球(明るい流星)が多く、見ごたえ十分な、しし座流星群。
小説『流星の絆』に描かれたことでその名を知られるようになりました。
この時期は月明かりがあるので見づらいといわれていますが
元々明るい流星が多いため、うまくいけば1時間に5〜10個の流星が見られるかも。
11/18の19時と、11/18未明頃にピークを迎えます。

流星群とは、天球上のほぼ一点から放射状に現れるたくさんの流星のこと。
流星群には毎年同じ時期に出現するものや、数年〜数十年おきに
多く現れるものなどがあります。2014〜2015年にかけても流星群が見られ
月明かりなどの条件によっては、例年よりよく見えるかもしれません!
冬は空気が澄み、夜空の星がよりキレイに見られる季節。
普段夜空を見上げることがないという方もぜひ流星群を観測してみましょう♪

11月18日 しし座流星群極大
2014年のしし座流星群の極大は11月18日午前7時と言われています。
日本ではもう日が昇ってしまっているので、極大時の観察はできません。
夜中から明け方までにかけて徐々に流星の数が増えていくことでしょう。
毎年火球クラスの非常に明るいものが出現して
全体的に明るい流星の比率が高いのが特徴のしし座流星群。
細い3日月がありますが、細い月なので観察の邪魔になるほどではありません。
輻射点がわかりにくい場合は、明るく輝く木星を目印にすれば見つけやすいでしょう。
しし座流星群の場合は、テンペル・タットル彗星が母彗星です。
この彗星の軌道を通るときに流星群が見られます。
撒き散らしたチリの帯が、密度が高い状態で細い帯状に残っていることがあります。
これはダスト・トレイルと呼ばれていて、地球がダスト・トレイルを通過すると
流星の数が急激に増え、流星雨が見られることがあります。

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母天体の55P/テンペル・タットル彗星が2014年に
遠日点まで遠ざかることもあって近年出現数は減っていますが
明るく痕を残す流星もあるので目が離せません。
18日は夜明け前に新月前の細い月が昇ってきますが
月明かりの影響なく観測できるでしょう。

高速で印象的な流星が見られます。ゆっくり流れるおうし群との対比も面白い。
2〜3日間は出現数もあまり変わらないそうです。
2014年は明け方に細い月が上ってくる程度で、条件としては良好。
21日には、ダストトレイルによる出現数の増加があるかもしれませんが
残念ながら日本では観測できない時刻。
母天体も遠日点付近まで遠ざかっており、5〜10個/時程度の出現でしょう。  

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10月〜2015年8月 木星ガリレオ衛星の相互食シーズン入り
2014年はガリレオ衛星の相互食が起こる年です。
相互食とは、衛星が別の衛星本体に隠されたり(掩蔽、えんぺい)
別の衛星の影に入ったり(食)することです。
年初めにふたご座で光輝いていた木星は
その後かに座へと移っていき、再び観測シーズンとなるそうです。
 
木星の衛星の相互現象
木星には「ガリレオ衛星」と呼ばれる明るい4つの衛星があり
木星から軌道が近い順に
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという名前がついています。
2014年8月から2015年8月にかけて、衛星が別の衛星に隠される現象や
衛星の影の中に別の衛星が入る現象が起こる時期となります。
地球から見ると、数分から数十分の間減光し
一時的に暗くなるのが観測されます。 
 
木星にはイオ・エウロパ・ガニメデ・カリストの5〜6等級の
明るさの巨大衛星が4つあります。
木星の自転軸は傾いているため、木星の公転周期の1/2にあたる
およそ6年ごとに赤道面が地球を向きます。
この時、赤道上空に位置するガリレオ衛星が
互いに重なり合ったりする「相互食」が見られます。
10月6日には2時40分第3衛生ガニメデの影に第4衛生カリストが入ります。
2014年10月から2015年8月まで長期間の観測が楽しめます。
 
11/23、11/30 木星ガリレオ衛星の相互食
11月に起こる現象のうち観察しやすい2つを紹介します。
いずれも、ガリレオ衛星の中で最も大きいガニメデが
イオを完全に隠す現象です。
口径が小さめの望遠鏡でも観察できるそうなので
望遠鏡を持っている方は観察してみてはいかがでしょう。
 
11月になると夜更けの東の空に明るく輝く木星が姿を現すようになります。
太陽系最大の惑星「木星」は-2.1等級の明るさで
他のどの星よりもひときわ明るいので探すのは簡単でしょう。

141123 

■11月23日 1時31.4分 6.6分間 ガニメデがイオを隠します。
■11月30日 4時20.1分 7.1分間 ガニメデがイオを隠します。

[ イオ ]
イオはガリレオ衛星のなかで一番内側をまわる衛星で月ほどの大きさです。
イオは太陽系でもっとも活発な天体です。
月の大きさほどの衛星に約3000の火山を発見し、その約3分の1が
活発に活動していることがわかっています。
イオの火山活動がこれほど活発なのは
木星とエウロパ、ガニメデの重力による潮汐力によって
つねにイオの内部が動いているためです。
イオの表面はピザパイのように黄色・茶色・赤・黒と
温度の差によってカラフルです。
そして活発な火山活動でつねに表面が更新されているので
クレーターはほとんど存在しません。

[ ガニメデ ]
太陽系に存在する衛星のなかではもっとも大きく
惑星である水星よりも大きい木星4大衛星の3番目の衛星です。
表面は厚い氷で覆われているガニメデには磁場があり
溶けた金属のコアが磁場をつくっていると考えられています。
ガニメデは木星をまわる公転周期と自転周期が同じで
いつも同じ面を木星に向けています。まるで地球と月の関係のようです。

数十分前から見ていると、2つの衛星が徐々に近づいていき
やがてひとつに見えるようになります。イオが隠されている最中には
少し暗くなる様子がわかるかもしれません。さらに時間が経過すると
また2つの衛星として分かれて見えるようになります。

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南西の空には明るい星が少なく、大きな暗闇が広がっているかのようです。
対照的に南東の空には、色鮮やかで明るい冬の星々たちが広がっています。
さらに東の空には木星も見えています。
頭の真上のカペラと南東のシリウス、それに東の空の木星をつなぐと
冬の大三角よりもはるかに大きな三角形が夜空に描けます。
大きく仰ぎ見てみましょう。

星々と共に、季節は冬へと移り変わってきています。
暖かい服装や防寒具、携帯カイロなど準備をしっかりして
星空散歩をお楽しみください。

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小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ
「はやぶさ2」が11月30日 13時24分に鹿児島県の種子島から
H2Aロケットで打ち上げられる予定です。
2010 年に満身創痍で地球に帰って日本中に感動を与えた
「はやぶさ」の後継機です。 「はやぶさ2」が向かうのは
地球の近くに接近する軌道を持つ小惑星 1999JU3 で
アミノ酸が存在するかもしれないと期待されています。
もし、存在すれば生命の材料が宇宙から地球にやってきて
地球で生命が誕生したかもしれないのです。
我々はどこからきたのか?
その答えを知るきっかけになるかもしれません。
http://www.jaxa.jp/projects/sat/hayabusa2/index_j.html 

参考サイト


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★天文記念日
11月01日 ●計量記念日
11月09日 ●太陽暦採用記念日
11月24日 ●東京天文台設置記念日
1921年(大正10年)の11月24日、東京天文台が設置されたことに由来する。
 
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月暦

 0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_0_icon_moonsilver2014年11月の月暦 ☾*
 

上弦 *   7日 07:23
満月 * 15日 00:16
下弦 * 22日 21:32
新月 * 29日 19:06 

月相カレンダー   明け六つ暮れ六つ計算 (1)

新月(朔)……朝、太陽とともに昇る
上弦   ……昼ごろ東の空に昇る
満月(望)……太陽が沈んだ直後の東の空に昇る
下弦   ……夜中に東の空に昇る

yuugure
 
 3日(月) 月が最近 9時29分(視直径32分28秒)
 5日(水) 後の十三夜 
 7日(金) 満月:7時23分。次の満月は12月6日です。
 8日(土) 宵〜翌9日未明、月とアルデバランが大接近。
15日(土) 下弦:0時16分(夜半に東の空から昇り、明け方に南の空に見える)
       未明〜明け方、月と木星が並ぶ。
       月が最遠:10時56分(視直径29分33秒)
16日(日) 未明、月とレグルスが並ぶ。
20日(木) 未明〜明け方、細い月とスピカが接近。
22日(土) 新月:21時32分(下弦〜新月は夜空が暗く、星がよく見えます)
26日(水) 夕方〜宵、細い月と火星が並ぶ。
29日(土) 上弦:19時06分(日没ごろに南の空に見え、夜半ごろ西の空に沈む) 

51b

 5日(水) 後の十三夜 
日に日に、夜の時間が長くなってきたのを感じます。
そんな深まりゆく秋の夜に欠かせないのがお月見です。
旧暦8月15日の「十五夜(中秋の名月)」と
旧暦9月13日の「十三夜」は名月といわれ
あわせて眺めるのが古くからの習わし。
どちらか一方のお月見しかしないことを片月見(かたつきみ)と呼んで
縁起が悪いと嫌われていたほどです。

平年の名月はこの2回だけですが
今年は171年ぶりに「後(のち)の十三夜」が出現します! 
その月が見られるのは11月5日です。

今年は、閏月が挿入される年。
しかも、9月のあとに「閏9月」が入るため、暦の上では9月13日が2回となって
十三夜も2回出現するというわけです。
2回目の十三夜のことを「後の十三夜」といいます。

 (注意: 閏月のため行事が行われない場合があります) 

今年は暦の調整のため、閏(うるう)9月が存在。
9月の後にもう一度、閏9月が入ります。
そもそも閏月を挿入するのは、月名と季節とのズレを少なくする
(真夏の師走を作らない)為ですので
季節の基準となるものが必要です。それは春分秋分や
夏至冬至をはじめとする二十四節気です。
たとえば春分がいつかを計算して、その日を含む月を如月とする
といったような定め方をします。

旧暦では1年が太陽暦(365.2422日)より
11日ほど短くなってしまいます。ということは
このまま毎年経過していくと実際の季節と
「こよみ」はどんどんズレていき、そのズレは
3年で1か月ほどまで拡大してしまうことに…
これを解消するのが閏月(うるうづき)です。
閏(うるう) といってもグレゴリオ暦で採用されている
4年ごとに1日を加算する閏年(うるうどし)とは大きく異なり
旧暦では約3年に1度、1年を13ヶ月とします。

前回、閏9月が挿入されて「後の十三夜」が出現したのは
1843年(天保14年)。なんと171年ぶり。 
この月が見られるのは11月5日で
当日の月の出は15時40分、月の入りは翌日の3時53分です(東京)。
閏九月の楽しみとして、この珍しい三度目の名月
美しい「後の十三夜」の月を是非とも愛でてほしいと思います。

暦を読むことを「月を読む」とした日本人。
旧暦を通して月を観ると、案外忘れかけていた月の存在が
鮮やかに甦ってくるのが分かります。
いつもの月と変わりないかもしれませんが
長く受け継がれてきた古人の優れた知恵を通して
自然観や季節感の復権がなされていくことを願いつつ・・・☾*
 

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Posted by sara1116 at 10:00│Comments(0)clip!月の暦