2015年09月30日

2015年10月☆星空情報と月見暦 

10月になるといよいよ秋も本番を迎えます。
天高く星輝く季節。秋の星座たちも出そろってきました。
しかし、秋の星座には明るい星が少なくて星座の形を結ぶのに少々てこずります。
まずは目印になる明るい星をさがしてそこからたどることにしましょう。

10top

南の空高くにぺガスス座の大きな四辺形を見ることができます。
二等星ひとつと三等星3つで、秋の四辺形とも呼ばれます。
この四辺形から秋の星座たちを見つけることができます。
四辺形の東のへりを北へ伸ばすとWの字の形のカシオペヤ座、南へ伸ばすと
くじら座のしっぽの二等星デネブカイトス、東のへりを南へ伸ばすと
みなみのうお座に光る一等星、ホ−マルハウトが見つかります。
この星は秋の星座の中でたった一つの一等星です。
 
南の空はデネブカイトス、ホ−マルハウトの他はあまり目立ちませんが
西の方から やぎ座、みずがめ座、うお座という星占いに出てくる
黄道上の星座たちがならんでいます。また、四辺形の中で一番明るい二等星から
北東にアンドロメダ座の星が弓なりに続きます。
北の空は西のはくちょう座から続く高い空に天の川が流れています。
夏に比べ、天の川の明るさや巾も、淡く細くなっています。
この流れのなかに古代エチオピア王のケフェウス座、カシオペヤ座と続きます。

sky-m
 
気候もすっかりよくなり、スポーツ、読書、行楽にと何をするにも快適な季節。
日本列島は、大型の移動性高気圧に覆われる日が多くなるため
晴れた日が多くなる上に、透明度が高くなってきて
天体観測をするにはもってこいの季節となります。
美しい星空のもとで、秋の夜長を楽しんでみませんか。

日の出前の東の空で、明けの明星・金星が
マイナス4等台の明るさで輝きとてもよく目立っています。
10月上旬は、金星よりも空の低い位置に火星と木星が見えています。
火星の明るさは1.8等とやや暗いものの、木星はマイナス1.7等と明るく
高度が低くてもよく目立ちます。
10月8日、9日、10日は、細い月がこれら3つの惑星の近くに見え
美しい光景となるでしょう。

月と金星、火星、木星の接近 

日の出前の東の空に見えている金星、火星、木星の位置の変化に注目しましょう。
10月上旬には空の低い位置にあった木星は徐々に高度を上げ
18日前後に火星、26日前後に金星と接近して見えます。
特に木星と金星の接近はとても目をひき、美しい眺めとなるでしょう。
早起きして観察してみてください。

金星と木星の接近

秋風が少しずつ心地良さを増す頃。
夜空では華やかな夏の星座たちが西空に傾き
東の空には秋の星座たちが昇ってきています。

秋を代表する星座たちは、ひとつのギリシャ神話で結びつけられています。
物語に登場するペガスス座の3つの星と
アンドロメダ座の1つの星が形作る大きな四角「秋の四辺形」を探してみましょう。
東の空高くで四角を作る4つの星は2等星が3つ、3等星が1つと
暗くあまり目立ちませんが、西の空高く輝く「夏の大三角」から
東にたどると見つけやすくなります。


moonline_b

pin410月の主な天文現象

明けの空に木星が見え、火星、金星が相次いで接近します。
17日には火星が木星の北に、26日には金星が木星尾南にそれぞれ接近。
26日は金星の西方最大離角の日。
アルデバランの食が、2日と30日に起きます。
2日の食は宵の空で、京都より東の地域で見られますが
潜入が見られるのは東北地方以北。
30日のアルデバラン食は、福岡で昼間の潜入となります。

金星・火星・木星が集合1
 

2日(金)  深夜から翌3日明け方、月とアルデバランが大接近
3日(土)  小惑星ベスタがくじら座で衝
5日(月) 下弦 (夜半に東の空から昇り、明け方に南の空に見える)
8日(木) 寒露(太陽黄経195度)
9日(金)  未明〜明け方、細い月と金星が大接近
       このころ、未明〜明け方に金星とレグルスが接近
              水星が留 / この頃、10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が極大
10日(土) 明け方、細い月と火星、木星が接近
       このころ、おうし座南流星群が極大
11日(日) 明け方、細い月と水星が並ぶ
12日(月) 天王星が衝(一晩中見えるので観察の好機です)
13日(火) 新月 (下弦〜新月は夜空が暗く、星がよく見えます)
16日(金) 水星が西方最大離角(明け方の東の低空に見えます)
       夕方、月と土星が接近 
18日(日) このころ、未明〜明け方に火星と木星が大接近
19日(月) 火星による5等星の食
21日(水) 上弦 (日没ごろに南の空に見え、夜半ごろ西の空に沈む)
               土用(太陽黄経207度)/ このころ、オリオン座流星群が極大
22日(木) オリオン座流星群が極大
24日(土) 霜降(太陽黄経210度)
25日(日) 十三夜 (後の月)
26日(月) 金星が西方最大離角(明け方の東の空で目立っています)
       このころ、未明〜明け方に金星と木星が大接近
27日(火) 満月 (次の満月は11月26日)
29日(木) 宵から翌30日明け方、月とアルデバランが接近

金星・火星・木星が集合2

金星・火星・木星が集合3


moonline_b
 
moon_sepia10月9日 10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)

10月りゅう座流星群は以前にジャコビニ流星群として知られており
大出現して世界中を驚かせたことのある流星群です。
2015年の10月りゅう座流星群の観測条件はまずまず良い方です。
極大は2015年10月9日の15時ごろで、残念ながら日中時間帯にあたってしまいます。
しかしその4時間後には観測可能となりますから、例年と比べて
極端に条件が悪いわけではありません。
月齢は26.1ということで月明かりの影響を全く受けません。
ですから月の条件は最良です。
総合的にみると 2015年の観測条件はまずまず良い方です。
しかし、10月りゅう座流星群は母彗星であるジャコビニ・ジンナー彗星が
回帰した時だけ活発に活動しますが、それ以外の年の出現数は極端に少なくなります。
次回ジャコビニ・ジンナー彗星が回帰するのは2018年9月ですから、
出現数としてはあまり期待できそうにありません。
おそらく1時間あたりに最大でも3個程度にとどまるのではないかと予想されています。
10月りゅう座流星群の流星はフワッとゆっくり流れます。
これは独特で特徴的な飛び方ですから、ぜひ一度ご覧になってみてください。

10月りゅう座流星群極大

moon_sepia10月9日〜10日 木星と火星、金星とレグルスのペアに月が近づく
 
2015年10月は惑星や月の接近が多く見られます。
それというのも、夜明け前の東天には
金星、木星、火星の3惑星が集まっているからです。
とても賑やかで見ごたえがありますから、ちょっと早起きして
ご覧になられてはいかがでしょうか。

10月9-11

この日の早朝、日の出前の東の空に5つの天体が集合します。
まず、三日月状の細い「月」が見つかると
その下に「水星」が光っているはずです。
そして月の左側に明るく光るのは「木星」です。
さらにその上には赤い「火星」があり、またその上に
一番明るく輝く「金星」を見ることが出来ます。 
 
この日は月と金星が大接近します。間隔は1.0度です。
ちょうどこの日は金星とレグルス(しし座の1等星)も2.5度まで接近しており
こちらも見ものです。3天体が3.5度の範囲に集まって
これだけでも見ごたえ十分なのですが
これらの下方には火星と木星のペアが3.9度離れて並んでいます。
全部まとめて5天体がしし座の狭い範囲に集まって
なかなかお目にかかれない眺めになりそうです。

img_20151010

moon_sepia10月11日   月と水星が近づく
 
夜明け前の東天で、月が惑星に2日連続で接近していますが
10月11日は水星に近づきます。といっても実際は
翌日12日の方が間隔が狭いのですが、月が細すぎて観測しづらいため
あえて11日の方を取り上げました。
日の出から43分前ということで、東の空はだいぶ明るくなってきています。
月と水星の間隔は6.6度も開いていますから、接近といえるようなものではありません。
水星の明るさは0.4等ありますが、周囲が明るくて見づらいでしょうから
双眼鏡を用意しておきましょう。
一方の月は月齢27.6で、非常に細い三日月形です。
こちらも条件によっては肉眼でわかりづらいかもしれません。
あまり条件の良い接近ではありませんが
非常ににぎやかな東天を楽しんでください。
 
moon_sepia10月16日  水星が西方最大離角 月と土星が並ぶ
 
南西の空で低い位置に、月と土星が横に並んでいます。
この日は月齢3.4の三日月で、右下方向が光っています。
薄明が終わるのにあと30分必要ですが、土星の明るさは0.6等と明るいので
問題なく見ることができそうです。
夕方に両天体が近づくのは今月で見納めですから
しっかりと見ておきましょう。

10月16日、月と土星が接近
 
moon_sepia10月18日   火星と木星が0.4度まで大接近

深夜2時過ぎに「金星」、そして3時前に「火星」と「木星」が並んで
東の空から昇ってきます。
また、明け方4時半頃には「水星」が昇ってくるのが目に入ってきます。
赤い火星と、惑星の中で一番大きい木星がすぐ近くまで接近して並んでいますので
すぐに目につくでしょう。すぐ近くには、しし座が一緒に昇ってきています。
今年は、この時期に明け方の東の空に惑星たちが集まっているので
惑星観察のチャンスと言えるでしょう。
 明けの明星(東の空に輝く金星)のすぐ下、地平線側に見えています。
火星の美しい赤色は、双眼鏡で見ると良くわかります。

0月18日、火星と木星が大接近

moon_sepia10月19日 火星が星をかくす珍しい天体現象 
 
見るには天体望遠鏡が必要。
しし座の4.6等星(しし座63番星)が火星にかくされます。
このとき火星の右上0.5度にはさらに明るい木星があります。
天体望遠鏡では面白いながめとなるでしょう。

1019

moon_sepia10月22日 オリオン座流星群 (22〜24日 オリオン座流星群が極大)
 
22日午前8時頃、オリオン座流星群が極大を迎えると予想されます。
空の透明度が高くなるこの時期に観測できるのが「オリオン座流星群」。
極大を迎えるこの日は、上弦過ぎの月で明るさはありますが
夜半過ぎに月が沈むので、毎時10〜15個程度観測できると予想されています。
オリオン座は10月下旬には夜更けに空高く昇るので観測しやすいでしょう。
21日の夜更けには月が沈みますので、好条件で観測できるでしょう。 

オリオン座流星群

彗星の残した塵(ちり)が高速で大気圏に突入することで流星は光ります。
遥か彼方のハレー彗星を思い浮かべながら流星を探すのも良いですね。
ちなみに次にハレー彗星が地球に接近するのは2061年だそうです。

オリオン座流星群(オリオン群)

moon_sepia10月25日   十三夜月(栗名月)
 
名月といえば中秋の名月が有名ですが、もう一つ別の名月が存在します。
それは十三夜月と呼ばれるもので、旧暦9月13日に見られる月のことです。
十三夜月は満月よりも少しだけ欠けており、それが趣があっていいのです。

3月見
十五夜・・旧暦の8/15
十三夜・・旧暦の9/13
十日夜・・旧暦の10/10

2015年
十五夜 9/27  
十三夜 10/25
十日夜 11/21

十三夜

moon_sepia10月26日  金星と木星が大接近、火星も並ぶ

26日の深夜2時過ぎに「金星」と「木星」が並んで顔を出します。
惑星の中で最も明るい金星と、2番目に明るい木星が
非常に近づいて昇ってくる眺めは中々見ることが出来ません。
さらにその頃、赤い「火星」も続けて昇ってきます。
この時期の夜明け前の空は、惑星たちで賑やかです。

金星と木星が大接近
 
 金星はこの日、太陽の西側で最大離角
(地球から見て内惑星が最も太陽から離れて見える位置にある時のこと)となります。
天体望遠鏡で見れば、半月のような形の金星が観測できます。
美しい金星をお楽しみください。 

10月26日、金星と木星が大接近


参考サイト
国立天文台 | ほしぞら情報
AstroArts : 星空ガイド
Nikon | 星空案内 | 
星空ガイド 
つるちゃんのプラネタリウム

◎用語解説
極大(きょくだい)・・・条件が最もいいときのこと
(く)・・・地球から見て太陽と90°離れた状態
視直径(しちょっけい)・・・地上から見た星までの角度
(しょう)・・・地球に一番近い状態
星食(せいしょく)・・・星や惑星が月に隠れる現象
等級(とうきゅう)・・・星の明るさの単位。数字が小さいほど明るい
°(ど) ′(ふん) ″(びょう)・・・角度の単位
離角(りかく)・・・太陽から離れている角度 



moonl_s

 pin4 2014年10月の月暦 ☾*

月暦 

  上弦 *   5日 
06:06
  満月 * 13日 09:06
  下弦 * 21日 05:31
  新月 * 27日 
21:05 

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pin4十三夜月(栗名月)とは

中秋の名月は皆さんもご存知でしょうが
実は中秋の名月の翌月にはもうひとつの名月があります。
これは十三夜月や十三夜月と呼ばれています。
また、後の月と呼ばれることもあります。
十五夜(中秋の名月)から約1か月後に巡ってくる十三夜は
十五夜に次いで美しい月だといわれ、昔から大切にされていました。 
中秋の名月は旧暦8月15日に見える月のことですが
十三夜月は旧暦9月13日に見える月のことです。
現在の暦でいうと10月頃になりますが、ちょうどこの頃は
栗が実る時期、栗や枝豆を供えることから
「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」ともいいます。

中秋の名月と十三夜月というふたつの名月がありますが
片一方だけしか見ないのは「片見月」といって
良くないこととされているそうです。
中秋の名月は十五夜の月で満月頃となりますが
栗名月は十三夜月ですから月齢12で満月よりも少し手前。
満月よりも少しだけ欠けた月を見るというのも
また趣きがあっていいのかもしれません。
といっても、気をつけて見ると満月よりも
ちょぴり欠けているのが確認できる程度で
それほど大きな違いはわからないでしょう。

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※十五夜は中国から伝わったものですが、十三夜は日本固有の風習で
 秋の収穫祭の一つ ではないと考えられています。

※延喜19年(919年)には宇多法皇によって9月13日にも観月の宴が行なわれ
 これが日本独自の十三夜の月見のはじまりとされます。 

十三夜月はそれほど有名というわけではありませんが
中秋の名月とともに、ふたつの名月を見比べてみられてはいかがでしょうか。
片見月とならないように…。

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moon_blue十三夜月が見られる日の一覧表

2015年 10月25日
2016年 10月13日
2017年 11月 1日
2018年 10月21日
2019年 10月11日
2020年 10月29日
2021年 10月18日
2022年 10月 8日
2023年 10月27日
2024年 10月15日
2025年 11月 2日
2026年 10月23日
2027年 10月12日
2028年 10月30日
2029年 10月20日
2030年 10月 9日
2031年 10月28日
2032年 10月16日
2033年 10月 5日
2034年 10月24日
2035年 10月13日


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Posted by sara1116 at 22:00│Comments(0)clip!月の暦