2017年05月01日

五月満月祭 ウエサク祭 

ほぼ一定のサイクルで満ち欠けを繰り返す月は、不老不死の象徴です。
水に映して飲み干せば月のパワーを体の中に取り込むことができ
いつまでも若く長生きできると、先人たちは考えたのでしょう。
昔から日本には、盃などに月を映して飲むという風習があります。

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京都の鞍馬寺(鞍馬山)では「ウエサク祭(五月満月祭)」といって
5月の満月の夜に、清水に満月を映し、すべてのものの
「目ざめと平和」を願う儀式が古くから続けられてきました。
1年間でおよそ12回めぐってくる満月のうち、5月の満月は特別なのだとか。
なんでも、天界と地上の間に通路が開け
強いエネルギーが降り注がれると信じられてきたそうです。

ウエサク祭は、月が東の空に現れる頃に始まります。
昇ってくる月に水を捧げ、満月の光を受けた明水をいただいたり
大地に腰を下ろして月に向かって瞑想をしたり、ろうそくに灯をともしたり。
夜通し続く、それは静かで神秘的な祭典です。

カレンダー上で満月になるのは、5月11日(木)の朝6時42分になりますが
11日の夜では満月を過ぎてしまうため、翌朝の満月をお迎えするために
5月10日(水)に行われます。

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五月満月祭 <5月の満月の夜>
新緑の五月の満月の夜は、全てのものの目覚めのために
天界から強い エネルギーが降り注ぐと言われ
満月に清水を供える五月満月の秘儀が鞍馬山で執り行わていました。
遥かヒマラヤでもこの夜に釈尊の徳を讃えて
ウエサクの祭りが敬虔に営まれている事がわかり
戦後、五月満月の秘儀を「ウエサクさい」と呼んで広く公開し
全ての目覚めと平安を祈ります。

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ウエサク祭の起源
ウエサク祭の起源は、釈迦の降誕、悟りを開いた日
入滅の日が、全てヴァイシャーカ (Visakha)月(インド歴第二月)の
第一満月の夜であったという伝承から来ており
占星のカレンダーに従ってウエサク祭の期日は決定されます。

ヴァイシャーカ ( Visakha ) 月の満月は
太陽が雄牛座から登る日(4/21〜5/21頃)であり
旧暦では四月十五日になります。
我々が使用している太陽暦(グレゴリオ暦)では四月から五月頃の
満月にあたるということから、結果的に概ね五月の満月に当たることになります。
また、ウエサク ( Vesak/Wesak ) という言葉は
ヴァイシャーカ ( Visakha ) が変化したものです。

ウエサク祭は仏教がインドから広まったとき、アジア各地
(チベット、タイ、ミャンマー、スリランカほか)など多くの国の文化に伝播し
それぞれの文化特有の方法で行われています。

鞍馬寺の起源
京都市街の北部に位置する鞍馬山は、鞍馬寺や貴船神社、由岐神社などの
有力な社寺を麓に抱え、古くから山岳霊場として知られていました。

鞍馬寺は、奈良時代末の西暦770年に、鑑真の弟子である鑑禎により
草創されたとされる由緒ある寺です。その位置は、平安京の真北に位置することから
平安時代には都(みやこ)の北方守護の寺として信仰を集めていました。
また、源義経が幼少のころ、鞍馬の天狗に剣術を習い、五条大橋で
武蔵坊弁慶をうち負かしたという伝承でも知られている場所です。

鞍馬寺の尊天
鞍馬寺は、鑑真の弟子である鑑禎により草創され
当初は毘沙門天を本尊とするお寺でした。
現在本殿には、
左手:護法魔王尊(力)
中央:毘沙門天(光)
右手:千手観世音菩薩(愛)
の三体が祀られており、三身一体で「尊天」と呼ばれています。

中でも、護法魔王尊は、魔王尊とも呼ばれ、地球の霊王とされ
650万年前に、金星から地球に降り立った、サナトクラマであると言われています。

本殿の秘仏の三像が公開されるのは、60年に一度しかありません。
鞍馬寺は、他の仏教寺とは違い、仏教的なエネルギーではなく
宇宙的なエネルギーを強く感じる場所で、鞍馬寺が言うところの
「尊天」のパワーを特に感じられる場所です。

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祈りのことば
月のように美しく
太陽のように暖かく
大地のように力強く
尊天よあふるるみ恵みを与えたまえ

※鞍馬山入山時に頂く鞍馬山案内書引用

ウエサク祭 2017


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Posted by sara1116 at 13:06│Comments(0)clip!月の行事


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